コロナ禍でイベントが減っても… 移り変わる“音響業界”の仕事 「働き方は増えている」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

コロナ禍でイベントが減っても… 移り変わる“音響業界”の仕事 「働き方は増えている」

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 放送や音楽ライブ、イベントなどを支える音響技術スタッフ。今回はコロナ禍で移り変わる音響業界の仕事について、普段はラジオを陰で支えている技術スタッフが、ラジオ番組のなかで解説しました。

音響の仕事風景 イメージ(画像提供 有限会社ユーズグループ)

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 好きなアーティストに憧れて、コンサートに関わる仕事がしたい! と、この春から音楽系の専門学校に通っている人もいると思います。ここ数年、コロナ禍でコンサートやイベントの開催が減っていましたが、最近は感染対策を施しての開催も徐々に増えています。

 ラジオ局でミキサー・エンジニアを務めるKさんは、大きなホールに大好きなロックバンドのライブを観に行ったのがきっかけで、音響の仕事を目指すようになりました。

(画像提供 有限会社ユーズグループ)

 そのライブの最中、急にボーカルのワイヤレスマイクの調子が悪くなりました。すると曲の直後、PA(音響)スタッフがステージに出てきて、かわりのマイクを「はい!」と手渡しました。そして、バンドのボーカルが「ありがとう! マイクがなおりました!」と言うと、お客さんが大拍手。そのときに「このマイクを渡す人になりたい!」と思ったのがきっかけだったそうです。

 音響や、音に関わる仕事と言っても、いろいろな職種があります。まずは、音響・PAエンジニア。コンサートの会場で大きなミキサーを操作している人が「PAオペレーター」です。そのほかに、ステージ上のモニターの音を調整する「モニター・オペレーター」やステージ・アシスタントがいます。

(画像提供 有限会社ユーズグループ)
(画像提供 有限会社ユーズグループ)

 また、スピーカーの音の届く範囲を調整する「システム・プランナー」や、大きな会場でスピーカーを設置する「リガー」という仕事もあります。演者に近い仕事では「ライブマニュピレーター」のように、機材を使って音響効果を出したり、演奏に参加したりする職業もあります。


※ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』 2022年4月3日放送回より

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宛先⇒ 〒650-8580 ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』係



【放送音声】2022年4月10日放送回

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