◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.75
昭和3年(1928年)に開業した阪急京都本線。新京阪・京阪神急行を経て現在の社名、阪急電鉄になったのは昭和48年(1973年)のことでした。
京都本線は始発の「京都河原町」を出ると「西院」までは地下区間を走ります。地下鉄と接続する「烏丸」、かつての京都線の終点で嵐電とも接続する「大宮」までは昭和38年(1963年)に完成した地下路線。そして「大宮」から次の「西院」までは、昭和6年(1931年)に誕生した関西で最も古い地下区間です。ちなみに阪急の駅名は「さいいん」ですが、近くを走る嵐電の駅名は「さい」と読みます。
「西院」を出ると地上区間に上がって総合運動公園のある「西京極」。あの阪急ブレーブスが昭和42年(1967年)、初のリーグ優勝を決めたのも当時の準本拠地だったこの球場でした。
「桂」は嵐山線との接続駅で、車庫も併設されています。ここからは京都市内で最大規模の住宅団地・洛西ニュータウン行きのバスも発車しています。
陸上自衛隊・桂駐屯地に近い「洛西口」を過ぎると、次は「東向日」。近年は「激辛商店街」で売り出し、多くの店が激辛メニューを用意しています。なかでも中国料理「麒麟園」の担々麺はうまさ・辛さとも申し分なし。また京都向日町競輪開催時は多くの乗客でにぎわうため、幅広いホームになっています。
「西向日」は静かな住宅地の中にある駅。駅近くに長岡宮跡があり、春は住宅地に静かに咲く桜がひそかな人気スポットとなっています。
【『羽川英樹ハッスル!』番組ブログ】
【鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」アーカイブ】
【鉄アナ・羽川英樹の出発進行(YouTubeチャンネル)】