回転テーブルの発祥は中国じゃない!? パラパラ炒飯を作るコツは? プロの豆知識を中国料理店に聞いた | ラジトピ ラジオ関西トピックス

回転テーブルの発祥は中国じゃない!? パラパラ炒飯を作るコツは? プロの豆知識を中国料理店に聞いた

LINEで送る

この記事の写真を見る(4枚)

 大型連休に、家族や友人と外食を楽しんだ人も多いことだろう。プロの味には自然と舌鼓を打つことも多く、顔を合わせると会話も弾む。中国料理店での円卓を囲んでのひと時なら、なおさらではないだろうか。

 中国料理店でおなじみと言えば回転テーブルだ。「意外に思われるかもしれませんが、回転テーブルは日本で発明されて中国に逆輸入されたものなんですよ」と教えてくれたのは、「金龍閣名谷店」(神戸市須磨区)の店長・添本綾子さん。添本さんによると、中国料理の食事のマナーには日本と大きく違う点があるらしい。「取り分けるのはマナー違反とされていて、主賓が最初にとったあと、時計回りに回して(各自)とっていくというのがマナー」なのだそう。

日本から中国に逆輸入した回転テーブル

 そして、おなじみと言えるものの一つに、チャーハンもある。お店で食べるチャーハンはパラパラとしておいしい。ところが、家で作るとなかなかそうはいかないことも多い。さて、どうすればパラパラのチャーハンを作ることができるのだろうか。

 同店の料理長代行・長尾俊輔さんによると「家庭では火力が不足しがちなので、仕上がりがべちゃべちゃになることが多い」のだとか。「卵を炒める前にご飯と卵を混ぜて、卵かけご飯のような状態にしてから炒めるのがコツです。そして、しっかりとフライパンに熱を入れておいてから炒めはじめ、そこに卵を少し追加して炒めていくとパラパラになりやすいです」と、ひと工夫を教えてくれた。

「他にも、家庭でプロの味に近づけるための方法として、中国料理でよく使用される“エビ”を処理する際には、背ワタを取り、塩と片栗粉でもんで水洗いをすると生臭みがなくなり、より一層おいしく仕上がります。“料理は下処理8割”とはよく言われますが、その通りだと思います」(長尾さん)「ちなみに、中国で餃子といえば水餃子のことで、焼き餃子は水餃子を焼いたのが始まりですよ」と、中国料理の基礎知識についても話してくれた。

 しっかりと下処理したエビを使う「海鮮焼きそば」は金龍閣名谷店の一番人気だそう。パリパリの麺で、野菜も盛りだくさんだ。「“香港点心師”直伝の海老ニラ春巻き」は珍しいメニュー。また、最近は気温が上がってきたということで「特製冷麺」の提供も始まった。ピーナッツバターペーストを使ったあっさりした味わいは、これからの時季の定番だろう。

野菜も盛りだくさんの海鮮焼きそば
ピーナッツバターペーストの特製冷麺

 部屋を仕切れることもあり、法要やお盆、正月、誕生日といった、家族・親族や仲間などにとって大切な集いの場としての利用も多いそう。みんなでシェアしやすく、祝い事にも適した中国料理。食事の場で豆知識を披露すれば、食事の席もより盛り上がるかもしれない。

金龍閣名谷店

ラジオ関西『須磨パティオpresents 河上幸恵のゆる~くふわっと魔法の時間』

◆金龍閣 名谷店
兵庫県神戸市須磨区中落合2丁目2-1 須磨パティオ3番館1F
(神戸市営地下鉄「名谷駅」すぐ)
電話 078-791-7166
営業時間 11:00~21:30(L.O.20:30)
定休日 なし
※ランチ、会食にも最適な、本格中国料理をリーズナブルに食べられる中国料理店。
テイクアウトメニューも充実
【「金龍閣 名谷店」須磨パティオ公式サイトより】


LINEで送る

関連記事