栄養豊富で低カロリー、健康や美容によい食品として親しまれている納豆。しかし、独特のにおいや粘りが苦手という人が多いのも事実です。そんな納豆にフォーカスしたカルチャー誌「納豆マガジン」が、2021年2月に発刊されました。編集長を務める村上竜一さんは、納豆をテーマにしたオリジナルアパレルを展開するほどの納豆マニア。納豆をこよなく愛する村上さんに、雑誌が生まれた経緯から、今オススメの納豆まで詳しく話を聞きました。
村上さんは、関西発のファッションカルチャー誌「カジカジ」の元編集部員で、現在は納豆にまつわるイベントの企画や、納豆をテーマにしたオリジナルアパレル「ネバネバビーン」を展開しています。また、神戸市の和田岬(兵庫区)に古着屋「ロストバード」を出店し、古着とオリジナルグッズの販売も行っています。
――「納豆マガジン」はどのような雑誌なのですか。
【村上さん】 納豆をさまざまな角度から紐解き、情報をお届けする、納豆に特化したニッチな雑誌です。家の中で1人黙々とメジャーで豆の大きさを測ったり、納豆を一粒ひとつぶ並べて数えてみたり。さらには納豆の作り手をインタビューしてみたり。真面目にふざけながら、とにかく納豆と向き合って作りました。
関西には納豆が苦手な人が多いと言われていますが、この「納豆マガジン」で取り上げているのは、ほとんどが関西の納豆メーカーなんです。本当にたくさんの納豆メーカーに協力してもらいました。
――すごい納豆愛ですね。いつから納豆が好きなのですか。
【村上さん】 よく聞かれるんですけど、もともとめちゃくちゃ好きなわけではなかったんです。子どもの頃から食べてはいましたけど、普通に好きなくらいで、ここ3〜4年でどっぷりハマりました(笑)
――なぜ納豆に特化しようと思ったのですか。