和歌山人なら知っている!?ローカルCM「Water、例えば水」迷フレーズの裏にフィットネスクラブ事情 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

和歌山人なら知っている!?ローカルCM「Water、例えば水」迷フレーズの裏にフィットネスクラブ事情

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 地域ならではの特色が現れるご当地CM。関西で有名な「ホテルニューアワジ」や「関西電気保安協会」「タケモトピアノ」など、CM中に流れるフレーズや歌を暗唱できる人も多いはず!

 中でも、和歌山県にある「フレックス・スポーツクラブ」(和歌山市和歌浦東)のCMは、ユニークなものが多い関西ローカルでも異彩を放っていました。

和歌山県民は反応してしまう「Water、例えば水」というフレーズ(提供=フレックス)

「あなたは、スポーツクラブに何を求めますか?」
 
 このナレーションで、おもむろにCMは始まります。

 そして「Water、例えば水。透き通るような爽やかな水」「High-grade、気品漂うアメニティ空間」「Fullness、最新設備を加えたより一層の充実感」といった独特なワードでスポーツクラブの施設を紹介、最後は「Satisfaction、求めたのはこの満足感―― スポーツ&アメニティ、FLEX」でシメ。

 1990年代に放送されていたこのCMは、30秒ほどですが、インパクトあふれるフレーズとクールな語り口で視聴者の心をつかみました。当時を知るスタッフ・久保さんによると「Water、例えば水」という言葉にはきちんと意味があるのだとか。

「フレックスは、日本のフィットネス業界がまだまだ発展途上の時期に誕生しました。その頃は好景気だったので『ホテルのようなリッチな施設』がコンセプトだったと聞いています。その一環でプールに導入していた高品質なろ過機をアピールするため、あのフレーズが生まれました」(久保さん)

和歌山県内では珍しかった、最新鋭のフィットネスクラブ(提供=フレックス)

 今でこそ都市部・郊外問わず様々なスポーツクラブが登場し、「24時間営業」やパーソナルトレーナーがいるハイクオリティなジムも珍しくなくなりました。しかし、日本でスポーツクラブやジムの文化が定着したのはごく最近のことなのです。

CMでも強調されていたように、設備も自慢(提供=フレックス)
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