明石の夏の風物詩・明石だこ 「今年は取れ高が少なく、せり値も高い」が、おいしさは例年通り | ラジトピ ラジオ関西トピックス

明石の夏の風物詩・明石だこ 「今年は取れ高が少なく、せり値も高い」が、おいしさは例年通り

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 明石の夏の風物詩として全国に知られる「明石だこ」が今、まさに食べ頃を迎えている。

「明石だこ」は明石海峡や明石沖の海で取れるマダコのこと。特徴は弾力のある歯ごたえで、明石海峡の激しい潮流にもまれることがその要因だ。

 ただ、近年は明石だこの不漁が続いている。明石市の漁協では昨年の漁獲量が前年に比べておよそ25パーセントまで落ち込んだ。今年もその影響は続いているのだろうか?

活たこ

「今年は取れ高が少なく、せり値も高い」と話すのは、毎年、明石や垂水、淡路などのセリ場から明石だこを仕入れている神戸市須磨区にある産直市場「ナナ・ファーム須磨」のスタッフ。「個体も小さく、例年より500グラム~1キログラムほど軽い」そうだが、それでも味は例年通りのおいしさで、歯ごたえもしっかりと弾力が楽しめるようだ。

ゆでだこ

 ナナ・ファーム須磨では新鮮な「活だこ」と「ゆでだこ」などを販売しているが、例年よりも小さい分、家族で1匹まるまる買っていく家庭も多いという。ゆでだこは同市場内でしっかり塩もみをしてぬめりを取り、ゆであげている。価格は「活だこ」が100グラム 270円、ゆでだこが100グラム 538円(いずれも税込み)。なお、同市場では6貫入りの「漁師寿司」(税込み646円)で、明石だこのにぎりも味わえる。

明石だこのにぎり寿司

 タコには疲労回復や肝機能の強化に効果があるとされる「タウリン」が豊富に含まれ、夏バテ防止の食材としても最適とされる。今シーズンはこれまでに比べて多少値が張ってしまうようだが、この機会に明石の旬を味わっておきたい。


■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨の公式サイトを参照

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