皆さんは、大阪の食品サンプルメーカー「株式会社いわさき」をご存知でしょうか? 精密かつユニークな食品サンプルが有名で、最近では「生々しい卵」や、こぼれたコーヒーの食品サンプルなどが話題に。SNS上で作品をみたことがある、という人も多いのではないでしょうか。
近頃は海外メディアに取り上げられるなど、国内外で大きく注目されています。世界から注目を集める株式会社いわさきとは、一体どんな会社なのでしょうか? 直撃インタビューしてみました。
――年間どのくらいの数の食品サンプルを作られているのでしょうか?
年間で約20万点製作しています。総じて、全国で年間1万軒以上の飲食店とのお取引があるのではないかな、と思います。
――原材料と作り方は?
昔はロウでできていましたが、現在は樹脂が主流です。樹脂にも色々な種類があるので、食品の質感や技法に合わせて使い分け、すべて手作業で製作しています。
――ユニークな食品サンプルの狙いとは?
「食品サンプル製作コンクール」のために作られるものがほとんどです。このコンクールは、普段は飲食店のオーダーに忠実なものづくりを目指している製作技術者が技術の向上や開発を目的に、自由な発想で「つくりたいものをつくる」場として開催されています。