◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.92
大阪「なんば」から高野山の麓の「極楽橋」を結ぶ南海高野線(本来は汐見橋からなのですが、現在直通列車の運行はなし)。途中、「橋本」までは通勤路線の色合いが強いのですが、今回ご紹介する「橋本」~「極楽橋」間は、急勾配・急カーブが続き「こうや花街道」と名付けられた全国でも有数の山岳路線となっています。
JR西日本の和歌山線とも接続する「橋本」を出ると、すぐに一級河川の紀の川を渡ります。しばらくは田園と住宅が混在する景色を眺めながら、2つ目の駅「学文路」に。ここは難読駅名でも有名で、これで「かむろ」と読みます。受験シーズンには、学文路天満宮で祈祷をうけた入場券が5枚セットで販売され、大きな人気を集めます。
「九度山」はかつて真田幸村も住んだゆかりの地。六文銭の陣幕や暖簾(のれん)をあしらった真田文様の派手な駅舎が目をひき、ホームの「おにぎりスタンド『くど』」では、地元米をかまどで炊いたおにぎりが評判を呼んでいます。そして九度山は富有柿の名産地としても、つとに知られています。
「九度山」を過ぎると、本格的な山岳路線が少しずつ始まります。ここから先、いくつの橋梁を渡り、多くのトンネルを潜り抜けていきます。
「高野下」の駅舎は大正時代築のレトロな建物。ここがいまホテルになってるんです。
『NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道』は客室は2部屋だけで、ダブルルームには、つり革や運転手用のいすも配置。広めのツインルームはクラシカルな仕様に。ただし、周りにお店は何もありませんので宿泊の際はご注意ください。
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