プロが伝授! そば・うどんをおいしくゆでる方法 「麺が踊るくらい大きな鍋」「冷水でしめたらすぐ食べる」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

プロが伝授! そば・うどんをおいしくゆでる方法 「麺が踊るくらい大きな鍋」「冷水でしめたらすぐ食べる」

LINEで送る

この記事の写真を見る(3枚)

 寒い冬には、温かいそばやうどんが恋しくなるもの。生麺を買ってきて家庭でゆでることも多いと思うが、その際どのようにゆでればおいしくできるのだろうか。そば・うどんをおいしくゆでるポイントについて、「ときわそば 名谷パティオ店」(神戸市須磨区)で店長を務める岡本利治さんに聞いた。

「ときわそば」は神戸市垂水区に星陵台本店を構え、名谷パティオ店(神戸市須磨区)、学園都市店(神戸市西区)と、神戸市内に3店舗を展開している。現在のような冷え込む冬の季節には、「天ぷらそば」「カレーうどん」「鍋焼きうどん」がよく出るのだという。一方、夏は「ざるそば」などが人気で、「天ざる」は一年を通して人気なのだそう。単品メニューはもちろん、「ミニ親子丼とミニそばセット」などのセットメニューも充実している。

「ときわそば 名谷パティオ店」のメニュー
「ときわそば 名谷パティオ店」のメニュー

 そば・うどん粉、だしに使用するカツオはすべて国内産を使用し、だし用の昆布は北海道利尻産。天ぷらにも力を入れており、食後、胸やけになりにくいよう「食用油の王様」とも呼ばれる綿実油(めんじつゆ)を使用している。

 自社工場では早朝からだし作りと製麺を行い、そば麺は当日製造したものを各店舗へ配送する。うどん麺は熟成時間がかかるため前日の夕方に仕込んだものを翌日朝に配送し、熟成した生地を各店にて切り仕上げているという。

 家でそばやうどんをゆでる際のポイントを尋ねると、「大きい鍋でたっぷりのお湯でゆでてください」と岡本さん。鍋のサイズは、沸騰した湯のなかで麺が踊るくらいの大きさが最低限必要だという。「そばもうどんも、ゆでた生麺を冷水でしめてすぐに召し上がるのが1番おいしいです」と説明してくれた。

「ときわそば 名谷パティオ店」店内
「ときわそば 名谷パティオ店」店内

 岡本さんによると、神戸のうどんには昔と現在で異なる点があるのだそう。その変化について「現在はコシのある麺が主流で、おいしいといわれています。しかし、50~60年以上前の神戸のうどんはコシが少なく、つるつるの麺が主流でした」と教えてくれた岡本さん。当時、つるつるの神戸うどんを離乳食代わりに食べる小さなお子さんの姿を記憶しているそうだ。

 今後の展望については、「当店のうどんも、時代の変化とともに少々グルテン量の多い粉になっていますが、神戸の老舗になれるよう、神戸の皆様の日常食としてあまり変化をせずに続けていきたいと思います」と語った。

 年末には年越しそばを食べる人も多いが、ときわそばでは12月28日(水)から31日(土)までの期間、店内で年越しそばを楽しむことができる。普段から「生そば」や「ゆでうどん」など持ち帰りの商品を販売しており、12月30日(金)、31日(土)には持ち帰り用の「年越しそばセット」も販売するという。

「ときわそば 名谷パティオ店」外観
「ときわそば 名谷パティオ店」外観

※ラジオ関西『須磨パティオpresents河上幸恵のゆる~くふわっと魔法の時間』2022年12月9日放送回より


◆ときわそば 名谷パティオ店
神戸市須磨区中落合2丁目2-3 須磨パティオ3番館 1F
(神戸市営地下鉄「名谷駅」すぐ)
電話番号:078-792-0123
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:年中無休(正月元日休)

※夏には「ざるそば」「天ざる」「細うどん」、冬には「鍋焼きうどん」「カレーうどん」「釜揚げうどん」など、季節ごとにおすすめ商品を提供。名物の自家製そば・うどんは食材をしっかり吟味し、だし汁も化学調味料を一切使用していない。

LINEで送る

関連記事