吉本興業のお笑い芸人「ケツカッチン」の高山トモヒロが、ラジオ番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、吉本興業の先輩「今いくよ・くるよ」との思い出を振り返った。
二人について高山は「僕に限らず、後輩芸人や番組スタッフ、吉本の社員、皆がお世話になったんじゃないかなと思う。本当に気前が良い師匠で、当時って男性にも女性にも気風が良い人には『男前!』って言うことが多かったんですけど、(いくよ・くるよ)師匠たちが一番それ言われてたんじゃないかな」と語る。
そんな高山といくよ・くるよとの出会いは、高山が30代前半の頃に出演していたホームコメディ番組での共演だったと言う。収録後には食事に行くなど家族ぐるみでの交流を持っていた。ただ、高山の番組卒業がきっかけで、疎遠な時期もあったのだそう。
しかし、高山の娘の進学に伴い引っ越したところ、なんと、近所にいくよ・くるよが住んでいることが判明した。何でも、妻が買い物に出掛けた際に出会ったのだという。
「妻が、食材を両手いっぱい持って帰ってきたんです。『なんやその荷物!』って聞いたら、『いくよ・くるよさんに会って。お弁当のおかず買いに来たんですって話したら、アレもコレもってオススメを買ってくれた』って言うんです。お礼の電話をかける前には、いろいろネタ繰りましたよ。『師匠! このおかず、弁当に全部いれたら5段重箱になります!』とか……。大してウケへんかったけど(笑)」(高山)
この偶然をきっかけに交流が再開した。いくよ・くるよの男前エピソードは他にもあると言う。例えば、ジョギング中の出来事。
「家出たら師匠とバッタリ会う時があるんですけど、『ちょうどええわ、寄って!』って言われて家へ。『いただき物、私ら二人じゃ食べられへんから持って帰って!』って、用意してくれた台車にすごい量の食材を……。俺、ジョギングしに張り切って家出たのに何で数分後に台車押して家帰ってんのやろって思いながら(笑)」(高山)
後日、ジョギングに合わせて台車を返しに行った際にはそのまま寿司屋へ行く流れとなり、妻から「ジョギング行くって言ってたのに何で酔っぱらって帰って来てんの!」と詰め寄られたことも笑って明かした。
一方で、“大好きな師匠”になるべく会わないよう配慮したこともあったのだとか。