神戸のご当地パン屋『イスズベーカリー』が工場移転 “山食パン”の看板掲げ新たに始動、社長の思いとは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸のご当地パン屋『イスズベーカリー』が工場移転 “山食パン”の看板掲げ新たに始動、社長の思いとは

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 パンの製造販売を行う『イスズベーカリー』が2022年9月、本社工場を神戸市中央区から同市兵庫区に移転した。

 創業の地を離れ、新天地で稼働を始めた『株式会社イスズベーカリー』(神戸市兵庫区)の代表取締役・井筒大輔さんに話を聞いた。

株式会社イスズベーカリーの代表取締役、井筒大輔さん
株式会社イスズベーカリーの代表取締役、井筒大輔さん

 以前の本社工場は1965年(昭和40年)から57年間稼働していたというが、阪神淡路大震災などを経て老朽化が進んでいた。

 井筒さんは2021年3月に代表取締役に就任。移転のきっかけについては「自分が若いうちにできるだけ早く移転ができたらいいなと思っていたときに、お声がけをいただいた」と明かした。

 現在の本社工場は北側にパンを仕込む部屋があり、南側に窯があるという造りのため、外壁の色が北から南にかけて少しずつ茶色になっていくという仕掛けがある。

 移転前の工場では「神戸の味 イスズの山食パン」という文字が書かれた看板が掲げられ、夜には光るということで地域の人々に愛されていた。新しい工場でも何か目立つことをしたいということで“山食パン”の形をした看板が掲げられた。

「近くに公園があり、子ども達にもそこにパン工場があるとはっきりわかる形にしたかったんです」(井筒さん)

「山食パン」型の看板
「山食パン」型の看板

 同社では毎月7・8アイテムほど新商品をリリースしている。開発の過程について質問すると、

「製造部署が6つあり、そこから必ず毎月新商品のアイデアを出してもらいます。そこから会議で値段などを検討し、商品の開発に進んでいきます」(井筒さん)

 工場では100種類以上のパンを製造。早いときには午前2時30分から出勤し、生地を仕込んでいくこともあるという。

パン製造の様子
パン製造の様子
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