2022年に全国で発生した交通事故による死亡者数が、過去最少の2,610人(2021年比 -26人)だったことが警察庁のまとめでわかった。
統計を取り始めた1948(昭和23)年以降、6年連続で最少を更新、最多だった1970(昭和45)年の1万6,765人と比べて、約15.6%まで減少した。
このうち65歳以上の高齢者は1,471人(2021年比 -76人)。56.4%を占めた(2021年比 -1.3ポイント )。高齢のドライバーや歩行者が関係する事故対策の必要性が問われている。
都道府県別では大阪府が141人(+1)と統計史上初の全国ワースト。次いで愛知が137人(+20)で2位、 東京都は132人(-1)で3位 、4位は千葉の124人(+3)。
2020年に過去最少の110人まで減少した兵庫は、2021年に114人(+4)の8位、2022年は120人(+6)の5位と増加傾向にある。
全国で最も死者数が少なかったのは鳥取県の14人(-5)だった。
政府は2021~25年度の交通安全基本計画で、年間死者数を2千人以下にする目標を掲げている。