先日、兵庫県神戸市にある小野八幡神社にお参りに行ってきました。ふと、神社の隣にある小野八幡公園に目をやったところ、「何あれ?」と。なんと、直径2メートルで高さ約70センチほどもある真っ赤でツヤツヤの物体がデ〜ンと横たわっていたんです。
丸いフォルムにツヤツヤとしたその姿は、まるで巨大な『おはじき』! 近づいてみると、円形の真ん中に階段のようなものを発見。中央に向かって登り階段が3段、そして反対側には下に向かって降りるように軽い傾斜がついているんです。
「うん? これは遊具なのか?」
登って、すべる。ということは、もしかしてすべり台?
滑り台なのだとしたら、従来のすべり台とはまったく異なるスタイリッシュな形をしているんです。この遊具について、公園を管理している神戸市建設局中部建設事務所のスタッフさんに話を聞いてみました。
ここ小野八幡公園は2021年にリニューアルされたそうで、開発にあたり近隣住民や隣接する小野八幡神社との話し合いの場を設けたそう。
話し合いの場で持ち上がったのは、公園の地形。細長い形をしているため、奥側が死角になってしまう大きな遊具ではなく、背の低い遊具がいいという声が挙がったのだそう。さらに、この辺りは都心部ということもあり高層マンションやオフィスビルが多いため、景観に合うスタイリッシュな遊具はないかと探していたところで見つかったのがこのデザインだった、といいます。