JR西日本は27日、和田岬線を走る103系が、2023年3月のダイヤ改正で勇退すると発表した。
スカイブルーの103系R1編成（6両）は、神戸市兵庫区の兵庫駅と和田岬駅の間、2.7キロメートルを結ぶ単線区間の和田岬線で、2001年7月の電化以降、約22年間にわたって走行してきた。今回のダイヤ改正に伴い、3月18日（土）をもって同線での運行を終了する。最終列車の運転時刻については駅ホーム上での混雑を防ぐために公表されない。
また、3月1日（水）から3月18日（土）まで、兵庫駅では和田岬線の変遷や103系のイラストが描かれた巨大ポスターが展示されるほか、103系R1編成には記念のヘッドマークが装着される。
3月18日（土）午前9時40分ごろから和田岬線103系勇退記念の出発式が開催される予定。出発式参列権付きのNFTチケット（1個10万円）が3月1日（水）正午から限定2個発売されるほか、JR西日本グループが提供するSNSアプリ「Railil（レイリル）」では103系写真投稿キャンペーンも行われるなど、勇退を記念した企画も続々と設けられている。イベントなどの詳細はJR西日本のホームページに掲載されている。
そして、3月12日（日）には、和田岬線最寄りの兵庫駅南公園で行われる「こどもフェスタ」（主催：兵庫駅南公園こどもフェスタ実行委員会）にJR西日本がブースを出展。子ども用の制服の貸出やJR西日本のノベルティのプレゼントも予定されている（入場無料）。
JR西日本によると、103系に関しては、ダイヤ改正後も播但線と加古川線の2線区で引き続き運行される。
