日本の食卓の定番ながら、近年多様化が進んで激戦の様相を呈している唐揚げ。兵庫県神戸市に、その唐揚げで熱視線を浴びている小料理屋があります。
今年3月にオープンしたばかりの「小料理ト酒 SOWAKA(そはか)」(神戸市中央区、以下 SOWAKA )。元は居酒屋メニューの一つとして提供していた唐揚げが客の評判を呼び、定食として唐揚げランチも始めたのだそう。人気の秘訣は一体どこにあるのでしょうか? 同店の代表・奥村さんにインタビューしました。
■こだわりの唐揚げ× 酸味&塩味のハーモニー
好評を呼んでいる唐揚げ(1個120円~)は、肉にも味付けにも妥協が無いといいます。鶏肉は信頼できる特定の業者から仕入れ、20年以上包丁を握り続ける奥村さんが自らさばいて調理。鹿児島の熟成しょうゆを使用し、オリジナルスパイスで味付けしているそう。
来店客に特に人気なのが9種類のソース。明太子マヨ・おろしポン酢・自家製タルタルソースといった定番の“味変”から、オリジナル五香粉(中華風スパイスMIX)といった一風変わったものまで取りそろえられています。
中でも“紅生姜マヨ”は、「紅しょうがの酸味とマヨネーズのまろやか塩味が織りなすハーモニーが何度食べても飽きない」と、男女問わず多く注文されている自信作なのだそう。「この味変だけで、唐揚げ無限にいけそう! 紅生姜マヨって新しい!」とのインスタ投稿も。
■店名に込められた思いとは?
SOWAKAは、「人にためにできることをする」店を目指しているそう。お客さんといい関係をつくれるようにとの願いを込めて、幸せあれ、感謝といった意味合いのある般若心経の言葉「そわか」(店名表記は「そはか」)を採用したとのこと。