神戸市は、神戸港の夏の風物詩「みなとこうべ海上花火大会」に代わる分散型花火イベント「みなとHANABI-神戸を彩る5日間」を、10月16日(月)~20日(金)の5日間開催する。
昨年(2022年)は代替イベントとして開催したが、今年(2023年)以降は、“分散型”として新たなスタイルを提供する。
「みなとHANABI-神戸を彩る5日間」は、各日午後6時半から10分間で、1回あたり700発を打ち上げる予定。神戸市によると、昨年(2022年)は5日間で計約5万2千人が観覧した。
「みなとこうべ海上花火大会」は、1971(昭和46)年から開催されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2019 年(第49回)の開催を最後に、2年連続中止となっていた。
折しも、神戸ウォーターフロントの再開発で十分な観覧場所を確保することが困難となり、昨年から分散型花火イベント「みなと HANABI」として開催している。昨年同様、音楽と花火をシンクロさせて打ち上げる。
ポスト・コロナ時代に、国内観光需要・インバウンドが本格的に回復していくことを踏まえ、神戸のウォーターフロントのにぎわいをどう取り戻すかが課題となっており、今後はこの形態に変更する。
また、花火のみならず新たにイルミネーションをはじめとする夜のイベントを実施していくため、運営主体も「みなとこうべ海上花火大会実行委員会」から「Kobe Bright Night 実行委員会」に名称変更した。
名称を「Kobe Bright Night」としたのは、神戸の夜空に“光り輝く(Bright)”花火、神戸のまちを明るく照らすイルミネーションを強調するため。
神戸市などは、市民や観光客にとって親しみやすい港づくりに取り組み、神戸ウォーターフロント活性化を図りたいとしている。
イルミネーションについては、神戸市港湾局が毎年12 月に神戸・メリケンパークで実施していたイベントを「Kobe Bright Night 実行委員会」が運営する。