イニエスタ、古巣・バルセロナ戦へ意気込み「スペクタクルな、楽しめる場になれば」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

イニエスタ、古巣・バルセロナ戦へ意気込み「スペクタクルな、楽しめる場になれば」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸を今夏で退団する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手が、5日、オンラインでのメディア向けの囲み取材に応じ、6日に行われる古巣のFCバルセロナとの親善試合に向けて意気込みを語った。

古巣・FCバルセロナとの試合を前に、意気込みを述べるMFアンドレス・イニエスタ選手 (C) VISSEL KOBE

 5月25日の記者会見で退団を発表したイニエスタ選手。そのときに「このクラブを去る前に、自分にとっても、クラブにとっても大事な2つのイベントが残っている」と言っていたうちの1つが、目前に迫っている、古巣・バルセロナとの対戦だ。

「みんなにとって特別な日になるし、誰にとっても素晴らしい試合になるんじゃないかと思う」と、囲み取材冒頭で述べたイニエスタ選手。「バルセロナも、昨夜試合をしたばかりのなか、かなりのハードスケジュールでも強行して来てくれる。それは本当に感謝したい」と古巣に謝意を表すとともに、「いい試合、見て楽しめるような試合になれば一番ありがたいなと思う」と、2019年の神戸での一戦以来、4年ぶりとなる夢の対決実現を楽しみにしている様子。

 また、世界的スーパースターは、「バルサのようなチームがここ(日本)に来ることはなかなかないし、このようなメンバーが日本に来てそのサッカーを生で見られるという機会もなかなかない。今回はすごく特別なことであり、勝点のかかっていないフレンドリーマッチなので、お祭りとまではいかないが、スペクタクルな、楽しめる場になればうれしい」「日本のファンの皆さんが楽しい時間を過ごす、いいサッカーやビッグプレーヤーを楽しめるような場になってくれれば何よりもありがたい」と、この親善試合の見どころをコメント。

 2020年元日、ヴィッセルが初めてタイトルをとった第99回天皇杯決勝以来となる東京・国立競技場のピッチに立つことになるが、「自分が退団をすることが決まったなか、日本のサッカーファンにお別れを告げる1つの場になるので、個人的にも特別な意味をもった試合になると思う」と、イニエスタ選手は意気込みを語った。なお、「明日はヴィッセルの選手としてバルサと対戦することで、1つの別れの場としたい」と、あくまでヴィッセルの一員として試合に登場。バルセロナの一員でのプレーはないという。

MFアンドレス・イニエスタ選手 ※過去の公開練習より(写真:ラジオ関西)

 ヴィッセルの吉田孝行監督は、「90分かどうかわからないが、スタートからいけるところまで使う」と、イニエスタ選手の先発出場を明言。「アンドレスらしさ、特に攻撃で違いを見せてもらえたらいいなと思う」と、マエストロのプレーに期待を寄せていた。

ヴィッセル神戸の吉田孝行監督 (C) VISSEL KOBE

 今シーズンのスペインリーグ(リーガ・エスパニョーラ)1部を制したFCバルセロナは、4日に最終節を戦ったあと、すぐに空路で日本へ移動。5日夜に到着し、6日の試合に臨む。そのメンバーには、リーガ得点王のポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ選手やドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン選手など、そうそうたる面々が並んでいる。試合開始予定は6日の午後7時30分。

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