真庭市は岡山県北部、中国山地のほぼ中央に位置する市。面積は岡山県下自治体の中で最大で、高速道路のインターが5つあり、関西からも利便性のよいエリアだ。蒜山高原、湯原温泉、勝山町並み保存地区、神庭の滝、旧遷喬尋常小学校、醍醐桜など、有名な観光地も数多い。
この真庭市の食を楽しめるスポットが『真庭あぐりガーデン』。4月のリニューアルオープンで敷地面積が2倍になったそうだ。
リニューアルコンセプトは「田舎のおばあちゃんの家に帰ってきたような、どこか懐かしいほっこりした空間」「子どもからお年寄りまで、一緒に過ごせる場所」だそう。
リニューアルにともない、大人数でも集える大きなカフェ&レストランが登場。旬の野菜や羽釜で炊いた真庭の米を中心に、本格和食から洋食、おむすび、おばんざい、スイーツなどさまざまな食が楽しめる。食材は真庭市の農家などの生産者から直接仕入れているので新鮮なものが揃う。
カット野菜・菓子・肉の加工場も新たに併設された。野菜の加工場では、地元の元気なおばあちゃんたちの働く姿を見学できるという。地域の高齢者の生きがいにつながり、また見学者たちにも「逆に元気をもらえる!」との声があがっている。
おばあちゃんたちがカットしている野菜は、味には全く問題ないが店頭に並べるのは難しい“規格外の野菜”。無駄なく・おいしく・手軽に食べてほしいと「お節介野菜」という名で販売している。この“お節介”というネーミングは、おばあちゃんがよく言う「ここまでしておいたからね〜」と世話をやいてくれる優しさからヒントを得た。みそ汁用のお節介野菜はだしパック付きのため、湯を沸かすだけで使える便利さが好評だ。
お節介野菜をはじめ、真庭の旬野菜やこだわりの土産ものが手に入るマーケットも同様に賑わいを見せている。夏にはかき氷やビアガーデンも始める予定。そして、秋にはパン屋がテナントとして開店予定とのことだ。
同施設は中国自動車道落合インターから北へ約5分ほどの場所にあり、広い駐車場も備わっているので立ち寄りやすいのも魅力。広報担当の木島さんは「私たちは『日本一お節介な食の施設』を目指しています。困った方のお手伝いができる“町の公民館”のような存在になれたら……という思いでお客様と接しています」と笑顔で話してくれた。
※ラジオ関⻄『羽川英樹 ハッスル!』2023年6⽉22⽇放送回「岡山県北ハッスル情報」より
◆真庭あぐりガーデン
公式ホームページ