夏の観光シーズンを前に、兵庫県淡路市にある道の駅「東浦ターミナルパーク」に隣り合うホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島東浦」が27日、オープンしました。館内にレストランはなく、淡路島のグルメは道の駅や地元の飲食店で楽しむことが前提となっていて、観光客に新しいスタイルの旅を提案し、地域活性化を目指します。
積水ハウスとマリオット・インターナショナルは、道の駅の近くに宿泊特化型のホテルを建て、アクティビティや観光で地域をめぐる際の拠点とすることを目指す「道の駅プロジェクト」に2018年から取り組んでいます。同様のホテルの開業は、県内で豊岡市、南あわじ市、養父市についで4例目です。
オープン当日にはオープニングセレモニーが開かれ、マリオット・インターナショナルのカール・ハドソン氏(日本&グアム担当エリアヴァイスプレジデント)は、「ロケーションが良く、地域の人の人柄がいい。このホテルが、素晴らしい旅の拠点となることを願っている」とあいさつしました。
「フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島東浦」は4階建て、87の部屋があり、海水浴場「浦県民サンビーチ」に隣接していることが特徴です。オーシャンビューを楽しめる大きな窓が付いた客室や、ビーチを望むテラス付きの客室は、同プロジェクトで初めて取り入れられました。また、家族や友人同士などの大人数でも利用できるよう、ベッドを4台備えた部屋も用意されています。
希望する人には、シラスやタコ、玉ねぎといった淡路の特産品を使った「朝食ボックス」を用意します。宿泊費は1部屋15,730円から、朝食ボックス付きプランは19,730円から(いずれも2人利用、税・サービス料込)です。