兵庫県内で活躍するスゴい人を紹介「すごいすと」 経営者、映像制作、ランナーなどラインナップは多彩 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県内で活躍するスゴい人を紹介「すごいすと」 経営者、映像制作、ランナーなどラインナップは多彩

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 歴史や風土が異なる個性豊かな五国からなる兵庫県。県内各地で活躍する“すごい人”を紹介するWEBメディア「すごいすと」は、今年で誕生から10周年を迎えます。「すごいすと」にかける思いや県内で活躍する人について、県の担当者に聞きました。

 県では、地域の夢や自身の想いの実現を目指して活躍し、地域を元気にしているすごい人や団体を「すごいすと」としてホームページで紹介しています。誕生のきっかけは、兵庫県の人口減少にあるそう。現在、全国の各自治体でも課題となっていますが、兵庫県で人口減少が始まったのは2010年から。「人口が減少した理由のひとつに少子化もありますが、東京や大阪の大都市への人口流出も問題となっている。県では地元・兵庫の魅力を高める取り組みをいろいろと考えていました」と担当者は話します。

「すごいすと」選定のポイントは3つ。1つ目は、自らが自分の取り組みに対してワクワクし、楽しんでいること。2つ目は、周りの人を巻き込んでいること。3つ目は、地域の課題解決につなげることができていること。これらの要素を併せ持つ人や団体を選定し、これまでに153人・26団体を紹介しています。

 登場するのは、地域の仕掛け人やアーティスト、イベントプランナー、食堂経営者など。肩書きも手がけていることも、実に多種多様です。最近「すごいすと」で取り上げられた“すごい人”を、県の担当者が教えてくれました。

◆お互いの価値を認め合える社会を目指す 黒田尚子さん

1989年神戸市生まれの黒田さん(提供:兵庫県)
1989年神戸市生まれの黒田さん(提供:兵庫県)

 大学在学中のフィールドワークで、国際結婚などをきっかけに日本で暮らすアジア人女性たちと出会い、彼女たちが日本での生活に溶け込めず生きづらさを抱えていることを知った黒田さん。女性たちの母国料理を活かした支援活動に取り組み、3年間の社会人生活を経て、2016年7月、神戸元町に「神戸アジアン食堂バルSALA」を開業しました。コンセプトは、「Empowerment of All people(お互いの価値を認め合い、自分の価値も認められる社会に)」です。

◆淡路島を楽しむ人を増やしたい 大継康高さん

1982年洲本市生まれの大継さん(提供:兵庫県)
1982年洲本市生まれの大継さん(提供:兵庫県)

 大学卒業後、映像制作会社勤務を経て、2012年に株式会社海空を京都市で創業。テレビ番組の企画制作をはじめ、さまざまな映像制作に取り組む中、2016年、初めての自主開催イベント「海と空の間に浮かぶ水上スクリーン うみぞら映画祭」を、故郷の淡路島で開催しました。自ら監督、プロデューサーを務めたオリジナル映画も上映し、毎年たくさんの人が集まる人気イベントに育てています。現在は、京都と淡路島の2か所の事業拠点を活かし、さまざまなことに挑戦されています。

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