1970年・大阪万博のシンボル「太陽の塔」の最上部(高さ約60メートル)に取り付けられていた初代「黄金の顔」が、万博記念公園(大阪府吹田市・千里丘陵)で8月11日から展示される。
大阪万博開催当時のように、立て掛けた状態で公開されるのは、大改修を行った1992(平成4)年度以来、約30年ぶりとなる。
初代「黄金の顔」は、直径10.6メートル・重さ約12トン。鋼板約340枚を組み合わせ、表面に金色の特殊フィルムを貼り付けていたが、風雨にさらされて傷みが激しくなった。
そこで1992年度の大改修で分解され、万博記念公園内の収蔵庫に保管されていた。
ステンレス製の現在の2代目(サイズは初代と同じ)に取り換えられたのはこの時だった。