兵庫県淡路島の観光スポットの一つ「淡路ワールドパークONOKORO」(淡路市)の大観覧車が、7日(木)に再始動した。1998年に造られてから25年。海に近い立地ゆえ潮風の影響による老朽化が進み、今年5月からリフレッシュとメンテナンスのための工事を行っていた。
同パークは、世界の名所旧跡を一堂に集めたミニチュアワールドに加え、「恐竜ワールド」や、上空をめぐる4コースの「ジップラインアドベンチャー」などのアトラクションも人気を呼んでいる。
恐竜ワールドの広大な敷地には、2004年に同島の洲本市で7200万年前の地層から化石が見つかった植物食恐竜「ヤマトサウルスイザナギイ」の実寸大オブジェを中心に、多くの恐竜がたたずんでいる。
今回リニューアルした大観覧車は、同パーク一番のランドマーク。大阪湾を一望できる高さ約60メートルの大観覧車は、“海辺にそびえる観覧車”として国内でも貴重な存在だという。1周およそ14分で、眼下に広がる海とともに淡路島の自然豊かな緑も見渡すことができる。
メンテナンスにあたっては安全を最優先し、40台のゴンドラのうち半分をリニューアルした。新しいゴンドラには金色・ゴールドを採用。工事中に見舞われた、物資調達や部品加工の遅れなどの予期せぬ出来事を乗り越えての復活となった。
四季を通して人気だというアトラクション。レモンイエローを思わせる明るいゴールドのゴンドラは、他の色とのコントラストも鮮やかで、淡路島の海や空の青さに映える。同パークの清水支配人によると、金色に決定した理由は「パワーの色、金運を招く」からだそう。