今回紹介するのは、小さな子どもたちからのクレーム。ある日、知り合いの子どもに「お父さんは優しい?」と尋ねてみたところ、返ってきたのは「全然優しくないときがある」という言葉。「どんなときに優しくないの?」と聞くと、「一緒にお風呂に入って体を洗ってくれるとき。めちゃくちゃ痛いねん〜」とのこと。
この話を聞いて、私も思い出しました。子どものころ父に体を洗ってもらうとき、確かにめちゃくちゃ痛かったな……と。
そうなんです。大人は手加減しているつもりでも、子どもにとっては手加減できていないも同然。「これくらいだろう」と洗っているのでしょうが、「痛いわあ〜」と思っていたことを思い出しました。
実際のところ、子どもたちはどう感じているのでしょうか? 調査してみたところ、全体の約80パーセントが「痛かった」「力が強すぎる」との回答。「きれいに洗ってあげたい」という親心ゆえかついつい力が入ってしまい、結果「痛いって〜」につながるみたいです。
子どもたちいわく、お風呂上がりにバスタオルで体や頭を拭いてもらうときも痛いのだそう。サッと拭くだけでいいところをつい力が入ってゴシゴシこすったり、頭にタオルを被せてパタパタと髪を拭いたり……。「頭がクラクラするときもある」とのことでした。
大人たちとしては、優しく洗うと「くすぐったい」と逃げ惑うし、早く体を拭かないと風邪を引いてしまうから、というのが言い分。なるほど、それもわかります。
そのほかに挙がったクレームは、「親の入れるお風呂は熱すぎる」「ドライヤーで乾かすときの手の動きが激しすぎる」など。
子どもたちからは数々のクレームが飛び出してきたのですが、話している様子はなんだかすごく楽しそう。