兵庫県の北摂地域(伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町)は、住宅地としての環境や生活面での利便性、豊かな自然など、さまざまな魅力を持つエリアとして知られています。お米や果物、肉に日本酒など、四季折々のおいしいグルメも楽しめます。今回は三田市の“秋の魅力”について、三田市観光協会の谷本真梨子さんに聞きました。
いま三田市では、秋を彩るコスモスの花が見ごろを迎えています。
また10月半ばと言えば、三田の秋の味覚の代名詞「三田産 黒大豆枝豆」の出荷の最盛期。地元にあるJAの直売所には、連日多くの人がこの黒大豆枝豆を買いにやってくるそうです。
三田の黒大豆枝豆は「丹波黒」という品種で、粒がひときわ大きく、“黒豆の王様”とも呼ばれる高級品として知られています。三田産は香りがよく、優しい甘みでほっくりした食感とのこと。旬の時期が、10月中旬から下旬までのたった2週間と非常に短いのも特徴です。
10月21日(土)に開催される『さんだ秋の観光と味覚まつり』(三田市総合文化センター郷の音ホール)では、三田産黒大豆枝豆の規格外品の詰め放題企画も予定されています。このイベントは、三田産の食材を使った飲食ブースや、秋の味覚にちなんだステージなどが展開されるといい、谷本さんは「秋の三田のおいしいものをたっぷり楽しめる」と紹介しました。
谷本さんによると、三田市にはもう一つ注目の“豆グルメ”があるとのこと。市内北部、三田でも一番標高の高いところに位置する母子(もうし)地区で生産される「黒豆茶」です。秋に収穫される黒豆を使用しています。
母子地区は標高が高いうえに傾斜地が多く、昼夜の寒暖差が大きいことから、おいしいお茶を育てるのにぴったりな地域です。そこで育てられた茶葉を用いたほうじ茶と、栽培方法にこだわり、特殊焙煎して砕いた丹波黒大豆をブレンドした黒豆茶は、豆の豊かな香ばしさを感じさせます。さらには豊富なアントシアニンを含んでいるといい、谷本さんは「この時期特におすすめの逸品」と太鼓判を押しました。
谷本さんは、三田の秋は、多くの農作物が収穫され、景色も色づく観光のトップシーズンでもあると話しました。
※ラジオ関西『Clip火曜日』2023年10月17日放送回より
■「ひょうご北摂魅力いっぱいフェア」
日時:2023年11月3日(金・祝)11時00分~19時00分、4日(土曜日)10時00分~18時00分
場所:ディアモール大阪「ディーズスクエア」B1「ディアモール大阪(地下街)」内 円形広場