カナダ政府は10月30日、大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)に出展するパビリオンの概要を発表した。
■思い出の場所から…
発表会場は、万博記念公園(大阪府吹田市・千里丘陵)内にある国立民族学博物館。カナダがこの場所での発表にこだわったのは、1970年大阪万博でオンタリオ州が出展したパビリオンの跡地だったからだ。
外壁一面が鏡で覆われたデザインは、当時の日本の若者にとって“好きなパビリオン”第2位にランクされ、約2500万人が入場した。
この時以降、カナダは1975年沖縄海洋博、1985年科学万博つくば、2005年愛知万博(愛・地球博)と、日本主催の万博に積極的に参加してきた自負がある。それだけに過去の万博の経験を生かしつつ、印象的で記憶に残り、カナダならではのダイナミックな内容を目指している。
■再生~Regeneration
2025年大阪・関西万博でのカナダパビリオンは、「いのちに力を与える(※Enpowering Lives)」ゾーンに位置し、日本館にもほど近い。
カナダパビリオンの全体のコンセプトは「再生(Regeneration)」。 建物の外観は“氷”をモチーフにした。「春の訪れとともに、凍っていた川の水が溶けて流れ、合流する風景」をイメージしている。
■大阪・関西万博 カナダパビリオン・デモンストレーション ※動画提供・カナダ大使館 (この動画に音声はありません)