仏・日本酒コンクール部門別 最高賞はズバリ「腹が減る酒」 兵庫・朝来の蔵元が二度目の快挙 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

仏・日本酒コンクール部門別 最高賞はズバリ「腹が減る酒」 兵庫・朝来の蔵元が二度目の快挙

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「竹泉」の銘柄で知られる酒蔵「田治米(たじめ)」(兵庫県朝来市)が醸造した日本酒が、フランスで開かれた日本酒コンクール「Kura Master(クラマスター)2023」のクラシック酛(もと)部門で最高位のプラチナ賞を受賞した。

 このたび、同蔵元を運営する田治米合名会社の19代目社長・田治米博貴さんが、劇作家・演出家 平田オリザさんのラジオ番組(ラジオ関西『平田オリザの舞台は但馬』)に緊急出演し、受賞の喜びを語った。

田治米合名会社の田治米博貴社長(写真中央)、番組パーソナリティーの平田オリザ(同右)、田名部真理(同左)

 フランスで開かれた日本酒コンクール「Kura Master(クラマスター)2023」は、ソムリエやシェフなどフランス人を中心とした飲食関係者が審査員を務める。合計1192銘柄が出品された今年は、「竹泉 生酛純米 幸の鳥 兵庫錦」がクラシック酛部門での最高位プラチナ賞を受賞。「竹泉」銘柄の入賞は同コンクール開始から7年連続となり、プラチナ賞受賞は昨年の古酒部門に続き2度目の快挙だ。

 今回の受賞について、田治米社長は「酒と食の都であるフランスでは食事とのペアリングが重視されているため、食中酒として楽しめる『竹泉』が評価されたのでは。うちの酒は“腹が減る”酒なんですよ(笑)」と分析した。実際、但馬の食を代表する“焼きガニ”や“のどぐろ”をはじめとした魚介類との相性は抜群で、燗(かん)にするとさらに米の味わいがふくらみ、まろやかさが際立つという。

 今回受賞した「竹泉 生酛純米 幸の鳥 兵庫錦」は、江戸時代から続く伝統的な製法「生酛(きもと)仕込み」(自然界から微生物を取り込む方法)で醸造している。酒米には、兵庫県が開発した新たな品種「兵庫錦」を使用。農薬を使わず、コウノトリが育む農法で育てた朝来市産の酒米は、農家の丁寧な仕事と研究により、今年の酷暑にもかかわらず全量一等米という成果をあげた。

「竹泉 生酛純米 幸の鳥 兵庫錦」

 ほかにも、今年新設された梅酒部門において、「竹泉 純米山田錦 梅酒」がプラチナ賞に次ぐ金賞を受賞。兵庫県産の梅を山田錦純米酒で長期熟成した梅酒で、田治米社長は「『オール兵庫』で臨んだ本気の梅酒」と語った。

「竹泉 純米山田錦 梅酒」

「いま、日本に残っている酒蔵さんは皆さん勉強熱心で、まずい酒を探すほうが難しい」と語る、田治米社長。さらに、「汚いところからは汚いものしか生まれないので常に清掃を心がけ、水と空気がきれいなこの環境で、人の“和”を大切にしながらいい酒をつくりたい。そんな思いをこめて『幸の鳥』と名付けました」と熱い思いを吐露した。

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