たびたび日本で話題になる韓国発祥のブーム。ハンドメイド界もしかり。ここ数年のあいだに、キルティングバッグの「ヌビ」や餃子の形をしたモコモコ素材の「マンドゥバッグ」など、韓国ブームが到来しています。
昨年からZ世代のトレンドランキングでしばしば話題に上がる「ワッペン作り」もその一つです。今回は大阪・鶴橋にあるTHE ASOBOARD 桃谷店に話を聞きました。
――いま日本の若者界隈でワッペン作りが話題とのことですが、その理由を教えてください。
元々韓国の若い層に人気だったようです。推しのアルファベットをつけてアレンジしたり、推しのイメージカラーや、イメージに似た絵文字を自分の好きなようにカスタムできることが人気の理由かと思います。当店では土台選びからしていただいています。カバンやポーチなども用意しているのですが、「ネームタグ」が一番人気ですね。バッグなどに気軽に身につけられることが理由の一つだと思います。
―― ワッペンワークのコツとは?
ポイントは重ね付けです。ほとんどの方が10点以上付けている印象。ワッペンは約200種類用意しているので、完全オリジナルで推し活ができます。ライブ前に来店する人もいますね。
――THE ASOBOARD 桃谷店はどのようなお店ですか?
2023年7月オープンしたオリジナルグッズ作りができるショップです。元々阿倍野店で食器作りができる店として運営していたのですが、桃谷店オープンにともない阿倍野店では新たにシルバーアクセサリー作りができるお店として、桃谷店では食器作りとワッペンワークをメインにと展開内容を分けました。
――ワッペンワークはじめ、食器やシルバーアクセサリーのオリジナルハンドメイドをはじめたきっかけは?
オーナーがよく韓国に行くので、その時にワッペンワークが人気だという情報を取り入れてきたことがきっかけです。基本は、韓国で話題のアイテムも取り入れています。桃谷店はコリアンタウンも近いので、韓国好きな方が多いですね。K-POPファン以外にも、最近はアイドルファンや推し活層の方も増えています。