女子サッカー選手とパラサイクリング選手が明かす競技中の秘話「骨折しても」「レース中は苦しい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

女子サッカー選手とパラサイクリング選手が明かす競技中の秘話「骨折しても」「レース中は苦しい」

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 女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサGK船田麻友選手と、車いすラグビー日本代表2016年リオ・デ・ジャネイロパラリンピック銅メダルメンバーで、現在はパラサイクリングで2024年のパリ・パラリンピックを目指す官野一彦選手が、ラジオ番組にゲスト出演。それぞれの競技中の秘話について語りました。

INAC神戸レオネッサGK船田麻友選手(左)と、パラサイクリングの官野一彦選手

「女子サッカー選手は、試合中どれだけ痛みを感じても表情や態度に出すことはほとんどない」と語る、船田選手。自身も試合中に骨が折れたにもかかわらず、最後まで出場し続けた経験があるといいます。そもそも骨が折れていることに気づかず「ちょっとひどい突き指くらいだと思っていました」と話し、試合後、腫れあがった指を見て初めて折れていることに気づいたのだとか。

 自身の経験を踏まえ、試合中は興奮やアドレナリンの影響で痛みを感じづらくなると語り、「(痛みがあっても)言わないです。で、後々大けがになってトレーナーに怒られる」と笑いまじりにコメントしました。

 一方の官野選手は「レース中は楽しいことがない」と明言。一般的な自転車のように手でハンドルを握り足でペダルを踏むことができないため、自身に合わせた装具を使用してレースに出場している官野選手。この装具は手で車輪を回して進むため、特に坂を登る際には非常に大きな負荷がかかります。

 自身にとってレースはほとんどが苦しみであり、勝利の瞬間やトロフィーを受けとるときが喜びのピークだといいます。官野選手の障がいレベルによるレースの最大距離は60キロメートルにもなり、その距離を約2時間で走り抜けますが、「長距離レース中は『苦しい』『早く終われ』という思いがほとんどを占めている」と、競技中の率直な心境を明かしました。

パラサイクリングの官野一彦選手(写真左下)、INAC神戸レオネッサGK船田麻友選手(同右下)、番組パーソナリティーの中田仁之(同右上)、西岡詩穂(同左上)

※ラジオ関西『アスカツ!』2023年10月21日放送回より


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『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
【番組公式Twitter】



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