各都道府県には、“お国自慢”のおいしいものがたくさんあります。兵庫県の五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)にも、それぞれの地域に海の幸や山の幸が豊富に揃っています。そんな県産食材を使った料理を味わえる「コレも兵庫!HYOGOうまいもんCOLLECTION」が開催中(1/10〜2/12)。第3弾となる今回は、期間限定メニューとして兵庫五国の冬の食材がつまった「五国鍋」も登場。
鍋に使用される食材は、「一年牡蠣」とも呼ばれる播磨産のマガキ。一年で育つ理由は“播磨五川”が流れ込む栄養豊富な海と、漁業者の工夫があるからこそ。早く育つためエグ味も少なく、クセのない旨みが持ち味です。また、淡路島えびす鯛は、明石、紀淡、鳴門の3海峡が生み出す速い潮の流れと豊富な餌で育まれ、引き締まった身と旨みが特長です。そして、おいしいうえに手が届きやすい価格も魅力の香住ガニは、甘みが強くてジューシー。鮮度が命で、近畿では香住のみで水揚げされるのだとか。
他にも、鍋に使用する水菜は神戸産。都市と近い生産地だからこそシャキシャキの新鮮さを感じることができます。そして但馬の岩津ねぎは、朝来市のみで栽培され、深い雪や霜で育まれる甘さと柔らかさが魅力です。白ネギと青ネギの中間種で、白根から葉まで全部食べられるため、鍋以外にも天ぷらや一本焼きとして同フェアで注文可能。
鍋のシメご飯には、淡路のもみじ玉子と丹波篠山米、明石海苔のセットもあるので、魚介と野菜の滲み出たスープを、雑炊にして余すことなく食べることができます。
香住ガニは五国鍋のほか、“浜茹で”もおすすめなのだとか。また、丹波篠山産の山の芋を使ったとろろご飯や揚げもちも人気。盆地特有の気候によって育まれる江戸時代から続く特産品で、すり鉢をひっくり返しても落ちない粘り気があります。とろろにすると、つるんとしたなめらかさも感じられるそう。
同フェアは、阪急神戸三宮駅の西出口より徒歩3分の場所にある、「ひょうご五国ワールド神戸三宮横丁」で実施。兵庫県の魅力を協力して発信することを目的に、2019年度に株式会社ワールド・ワンと兵庫県が連携協定を結び、その後オープンしました。店内は昭和レトロ風で、たくさんのブースが並ぶ横丁スタイルが屋台気分を演出。ブランド食材からソウルフードまで多彩なメニューを食べながら、兵庫の“旨い”を感じることができます。