国民的ふたご「ヤン坊マー坊」 誕生から64年 2024年は世界進出でデザイン大幅リニューアル! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

国民的ふたご「ヤン坊マー坊」 誕生から64年 2024年は世界進出でデザイン大幅リニューアル!

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 農業機械などを扱う産業機械メーカー・ヤンマーの公式キャラクターとして長年愛されてきた「ヤン坊マー坊」。昭和の天気予報といえば、この2人の男の子を連想する方も多いのではないでしょうか? 当時としては異例の“企業の公式キャラ”として誕生し、半世紀以上が経つ現在も多くの人に親しまれています。

 そんな昭和生まれの名物キャラクターですが、実は近々リニューアルされるという噂も。ヤン坊マー坊の歴史と現在について、ヤンマーホールディングス株式会社の坂田さんに話を聞きました。

ヤン坊マー坊
「ヤン坊マー坊」

―――そもそもどうして誕生した?

【坂田さん】 1950年当時、“天気”は農業や漁業を営む方にとって非常に重要な情報でした。農業や漁業用の機械を扱う当社のお客さまである農家・漁師の方々に役立つ情報を届けるため、1959年、天気予報の放送を開始しました。そのなかで、企業の堅苦しいイメージを払拭し、一般の方々にもヤンマーに親しみを持ってほしいという思いから生まれたのが「ヤン坊マー坊」でした。

初期の「ヤン坊マー坊天気予報」
初期の「ヤン坊マー坊天気予報」
90年代の「ヤン坊マー坊天気予報」
90年代の「ヤン坊マー坊天気予報」

―――当時、企業の公式キャラクターは珍しかった?

【坂田さん】 企業のキャラクター自体がほとんどいなかったうえ、テレビで放送されていたのは「ヤン坊マー坊」だけだったのではないかと思います。あの『鉄腕アトム』が放送されたのが1960年代ですので、それよりも前からお茶の間に登場していたことになります。

2代目ヤン坊マー坊
2代目「ヤン坊マー坊」

―――『ヤン坊マー坊の天気予報』はいつまで放送されていた?

【坂田さん】 1959年6月~2014年3月まで放送されていました。およそ3か月ごとにバージョンが変わっていたのですが、55年の歴史で200作品以上が生まれました。

時世を反映したアニメーションになっているものも多かったようです。たとえば、東京オリンピックが開催された1964年には2人が表彰台に上がっていたり、1995年にはサッカーワールドカップにかけて2人がサッカーをするアニメーションが作られました。

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