【神戸】築100年のリノベ長屋にハンバーガーカフェ こだわりの『卵』は曾祖父から引き継いだ歴史 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【神戸】築100年のリノベ長屋にハンバーガーカフェ こだわりの『卵』は曾祖父から引き継いだ歴史

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 兵庫県神戸市の阪神御影駅の近くに、築およそ100年の長屋をリノベーションして作られた飲食店があります。地元やSNSで注目され、神戸のインスタグラマー・ウラリエさんも、自身のインスタで「珍しい」と、店を代表するメニューをレポートしています。

 2023年2月、東灘区にオープンしたハンバーガーカフェ『Hare maハンバーガーと、コーヒーと、』。きっかけはその前年頃、「曽祖父の代から67年続いた卵の卸売商店の廃業を、祖父が決めたことだった」と話すのは、店主の眞島さん。西宮中央卸売市場に出していた店を、当時店主だった眞島さんの妻の祖父が、市の再開発などを理由に畳むことにしたと聞き、眞島さんがその歴史を引き継いで新たな店を始めることにしたといいます。

眞島商店外観(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)
眞島商店外観(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)

 現在の店舗は、元々真島さんの家族が所有していたもの。事業は物件ありきで構想が始まったといい、「“眞島商店”という名前を継承しつつ、新しい形で(卵を扱う)事業を引き継いでいきたい」という思いから、1階はカフェ、2階ではゲストハウス『宿ま』を営むという、既存の型にとらわれない店づくりに取り組んでいます。

店内に飾られた「眞島商店」の前掛け(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)
店内に飾られた「眞島商店」の前掛け(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)
Hare ma内観(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)
Hare ma店内(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)

 カフェの人気メニューは、店のルーツでもある玉子を使ったハンバーガーとのこと。バンズに、パティ、レタス、トマト、半熟のスクランブルエッグがサンドされたもの。ウラリエさんはインスタで「よく目玉焼きの入ったバーガーはあるけど、ふわふわの炒り卵は珍しい」とコメントしています。

 パティには、牛肩ロースの筋や脂身を取り除いて手切りし、一般的なものよりも粗挽きにしたミンチを使用。これがジューシーで評判なのだといいます。肉はかたまりで仕入れているそうです。

店のルーツでもある卵を使った「たまご屋さんバーガー」(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)
店のルーツでもある卵を使った「たまご屋さんバーガー」(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)

 また、モーニングの時間帯には、バンズにトロトロの玉子サラダを挟んだ「たまごサンド」も人気のメニュー。レシピの要でもある濃厚な卵は、眞島さんの祖父が長年の経営の中でつながりを育んだ独自のルートから仕入れ、こだわったものを使っているそうです。

バンズにたっぷりのたまごをはさんだ「たまごやサンド」(画像提供:眞島商店)
バンズにたっぷりの玉子をはさんだ「たまごやサンド」(画像提供:眞島商店)

 店では、ハンバーガーなどの調理は店主の眞島さんが担当、コーヒーやデザート作り、接客は妻が担当と、夫婦二人三脚です。さらに「祖父母は、今でも店に顔を出しては手伝ってくれる、心強い助っ人です」と眞島さんは語りました。

※ラジオ関西『Clip火曜日』より

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