“国産キャビア”を手軽に! 食感・旨み・甘じょっぱさが斬新な「キャビアアイス」とは 岡山県・新見 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“国産キャビア”を手軽に! 食感・旨み・甘じょっぱさが斬新な「キャビアアイス」とは 岡山県・新見

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 世界三大珍味の一つで高級食材として知られるキャビアの生産をチョウザメの飼育から製造・販売まで手掛けているのが、岡山県新見市にある『蝶鮫屋』だ。国内でも数少ない一貫生産体制による国産キャビア作りと新たな取り組みについて、同社企画広報担当の菰口純江さんに話を聞いた。

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チョウザメ

 岡山県北西部に位置する新見市は広大な石灰岩台地が広がり、瀬戸内海に注ぐ清流・高梁川の水源地となっている。湧き水にはカルシウムやマグネシウムなどミネラル成分が豊富に含まれており、この硬水を活用した特産品を開発しようと、2000年に新見漁業協同組合がチョウザメの飼育を始めた。

「チョウザメはヨーロッパ原産の淡水魚。原産地と水質が近いことから、養殖に適していると考えられたのです」と菰口さん。試行錯誤の末2012年に初めてキャビアの生産に成功し、現在では1.2万匹ものチョウザメを飼育する国内最大級のチョウザメ養魚場に成長。運営する『蝶鮫屋』では新鮮な卵を加熱殺菌せず岩塩のみで調味した「新見フレッシュキャビア」のほか、キャビアバターやチョウザメの身を使用した加工品などを製造・販売している。

養漁場ではチョウザメがのんびり泳ぐ

 その高価さゆえ、日常的に食べる機会が少ないキャビア。実は、チョウザメは稚魚から育てて卵が採れるようになるまでに7~13年もの年月がかかるという。さらに、チョウザメは育て始めてから3年経ってようやくオスとメスの判別ができるため、卵を産むメスの数を十分に確保するだけでも膨大なコストが必要になる。菰口さんは「この時間とコストこそがキャビアを高額にしてしまうのです」と話す。

 丹精込めて作り上げた「新見フレッシュキャビア」をより多くの人に知ってもらおうと『蝶鮫屋』が新たに開発したのが「キャビアアイス」だ。岡山市にある『安富牧場』で高い人気を誇るミルクアイスに冷凍キャビアをたっぷりと混ぜ込み、キャビアのプチプチとした食感や甘さと塩味のバランスを繰り返し調整した自信作だという。アイスは『蝶鮫屋』のオンラインショップで購入できるほか、現在同社が実施しているクラウドファンディングのリターンとしても受け取ることができる。

自信作のキャビアアイス

 菰口さんは「クラウドファンディングを通して『キャビアアイス』に興味を持っていただき、岡山県新見産キャビアのフレッシュな美味しさを沢山の方に楽しんでいただければ。これを機にさらに販路を広げていくことが目標です」と語った。支援募集は、2024年2月19日(月)午後11時59分59秒まで。

※ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』2024年1月11日放送回、「ハッスル応援団」より

『蝶鮫屋』企画広報担当・菰口純江さん

◆クラウドファンディング「岡山産キャビアを知ってほしい!ミルキーなアイスとキャビアの融合、キャビアアイス」
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