『神戸ルミナリエ』光の彫刻、4年ぶりの再開 「鎮魂、復興への希望…」原点に立ち返り1月開催に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『神戸ルミナリエ』光の彫刻、4年ぶりの再開 「鎮魂、復興への希望…」原点に立ち返り1月開催に

LINEで送る

この記事の写真を見る(13枚)

阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」が19日(金)、開幕した。28日(日)までの10日間。

メリケンパーク(Galleria & Frontone 有料エリア)では、緑地通路が長さ70mの光の回廊「ガレリア」で覆われ、入口には高さ15mの玄関作品「フロントーネ」を設置<2024年1月19日 18時37分撮影>
三宮・東遊園地(Spalliera & Cassa Armonica)芝生広場には、全長39m・高さ19mの光の壁掛け「スパッリエーラ」を設置<2024年1月19日 19時39分撮影>

 新型コロナウイルス感染拡大による中断(2020年~代替事業を開催)を経て、4年ぶりの再開となる。

 神戸ルミナリエは震災が起きた1995年12月に第1回が開催され、神戸・元町の旧外国人居留地と三宮の東遊園地を「光の回廊」(約270メートル)で結ぶルートだった。

 これ以降、例年12月に開催されていたが、「震災の慰霊と鎮魂、復興・再生への夢と希望」という本来の趣旨に立ち返り、阪神・淡路大震災が発生した1月の開催に変更した。

三宮・東遊園地(Spalliera & Cassa Armonica)南側には高さ11m・直径7.6mの光の聖堂「カッサアルモニカ」を設置 ミニ・コンサートのステージとしても<2024年1月19日 19時32分撮影>
旧外国人居留地(The Former Foreign Settlement)三井住友銀行・神戸本部ビル前広場西側にツリー状のルミナリエ作品(高さ約10m直径5.6m)を設置

 29回目となる今回のテーマは「神戸、未来に輝く光」。今回から混雑緩和などのため、旧居留地・東遊園地・メリケンパークに会場を分散し、このうちメリケンパークには一部で有料エリアを設ける。

関西在住のバングラデシュ・ファミリー「幼い子どもが光に圧倒 でも美しいイルミネーションに感動」  
メリケンパーク会場では期間中17時30分から1時間ごとに区切り、当日券を販売(20時30分入場分まで)するが、前売券の販売状況によっては完売の可能性も

 組織委員会は、神戸の都市機能を活かし、中心部の三宮、元町からウォーターフロントへの回遊性を持たせるための新たな試みをもとに、来年(2025年)の震災30年という節目に、新たな形での神戸ルミナリエを目指したいとしている。

東遊園地会場ではの半島地震被災地への支援募金コーナーも

 旧外国人居留地で開かれた点灯式では、神戸市立桂木小学校(神戸市北区)の児童らが、鎮魂と復興を願って作られた「しあわせ運べるように」を点灯前のレクイエムとして合唱。午後6時に鎮魂の鐘の音に合わせて点灯された。

神戸市立桂木小児童らによる「しあわせ運べるように」2021年1月17日、ふたつめの神戸市歌となった<2024年1月19日 17時55分撮影>
久元喜造・神戸市長、斉藤元彦・兵庫県知事、神戸市立桂木小児童らも加わり“追悼の鐘”を鳴らす<2024年1月19日 18時00分撮影>

KOBEルミナリエ オフィシャルWEBサイト



LINEで送る

関連記事