独創的レストランやスナック展開する「神戸ポートタワーホテル」運営会社の根底に神戸への思い | ラジトピ ラジオ関西トピックス

独創的レストランやスナック展開する「神戸ポートタワーホテル」運営会社の根底に神戸への思い

LINEで送る

この記事の写真を見る(6枚)

 兵庫県神戸市に本社を置く「アベストコーポレーション」(中央区)は、自社ブランドをはじめとしたホテル事業を全国で展開しています。またそれらの事業を通して、“神戸”を存分に味わえる趣向を凝らしたサービスを提供しています。

 ホテル事業では2008年以降、高松(香川県)・南大阪・高知・青森・姫路(兵庫県)にアベストブランドのホテルを次々とオープンさせてきました。そして2020年に新ブランドの「ホテルSUI」を設立。神戸、東京の赤坂・神田・銀座に続き、今年7月には静岡県浜松市でも同ブランドのホテルを開業する予定です。

「神戸ポートタワーホテル」(神戸市中央区)は、同グループ6棟目のホテルです。前身は、神戸港振興協会(神戸市の外郭団体)と神戸市が所有していた「神戸タワーサイドホテル」。タワーサイドホテルが2008年12月に営業を終了した後、運営会社に選定された同社がリニューアル工事を実施し、名称を「神戸ポートタワーホテル」と改めて、2009年4月にグランドオープンしました。

「神戸ポートタワーホテル」入り口
「神戸ポートタワーホテル」入り口

 その後、2023年7月にさらに一新。同年11月、同ホテル最上階にトリュフ料理専門店「HIDE OUT トリュフレストラン&バー」を開店しました。トリュフ料理専門店に着目したきっかけについて、アベストコーポレーション代表取締役の松山みさおさんは、「神戸の雰囲気に合わせたときに、料理も独創的なものを提供したいと考えた。新しいものを模索していたところ、トリュフにいきついた」と振り返ります。そして「我々が調べた限り、神戸市にトリュフ料理専門店はなかった」こともあって決定したのだといいます。

 神戸のみならず関西でも珍しいと言えるこのレストランでは、すべての料理に厳選した良質なトリュフを使用。気軽に楽しめるアラカルトや3種類のコース料理など、和洋問わずオリジナリティーあふれるメニューを取りそろえています。

 たとえば、同店の代表メニュー「SHIROコース」は、黒毛和牛のグリルから、リゾット、蕎麦、デザートに至るまでの9品すべてにトリュフをぜいたくに用いて、見た目、香り、味など五感で堪能できるよう仕立てられています。

SHIROコース/¥9,900(税込) ※2024年7月以降コース内容・料金が一部変更となる予定
SHIROコース/¥9,900(税込) ※2024年7月以降コース内容・料金が一部変更となる予定

 また、店内に並ぶお酒も“神戸”が意識されています。神戸生まれの都市型小規模ワイナリー「KOBE PORT TOWER f winery(エフワイナリー)」のワインや、神戸市産自家栽培で高品質の有機米コシヒカリを使ったクラフトビール「金月」、日本一の酒どころ“灘五郷”の御影郷が誇る日本酒「福寿」など、トリュフに合わせて厳選されたさまざまな種類が取りそろえられています。地元のイベントの日には、限定のサービスも提供しています。

“神戸”が意識されたラインナップ 左から、クラフトビール「金月」、ワイン「KOBE PORT TOWER f winery」、ウイスキー「ROKKOSAN WHISKY」、日本酒「福寿」
“神戸”が意識されたラインナップ 左から、クラフトビール「金月」、ワイン「KOBE PORT TOWER f winery」、ウイスキー「ROKKOSAN WHISKY」、日本酒「福寿」

 神戸の良さを分かってもらいたいとの思いが根底にあるという松山さん。「神戸港を一望できるようにカウンター席を作った。アラカルトもあるので、気軽に来店してもらいたい」と呼びかけます。

LINEで送る

関連記事