斎藤元彦・兵庫県知事のパワハラ疑惑を告発した文書を審議する兵庫県議会の「百条委員会」で、斎藤知事に対し、8月下旬の証人尋問への出頭を要請することが、関係者への取材でわかった。
百条委員会は8月下旬に、パワハラに関する証人尋問が2回予定されており、斎藤知事はこのうちの1回に出頭する見込み。
百条委員会は30日、理事会を開き出頭を要請された職員が、職務上の秘密を含む内容を証言する場合や、勤務時間中にアンケート(約9700人規模)に回答する場合も、職員のプライバシーを保護するため、一部の手続きを不要とすることを決めた。
県人事課は当初、「事前の申請(職員が所属する部署の)上司による承認が必要」としていた。
これについて一部の県議から、「事実上の“口止め”ではないのか」と批判されていた。