本音と建前が表裏一体!『いけずステッカー』 京都特有の文化が商品に 京都人見破る「人狼ゲーム」も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

本音と建前が表裏一体!『いけずステッカー』 京都特有の文化が商品に 京都人見破る「人狼ゲーム」も

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 上品で華のあるしゃべり方として知られる「京言葉」。そんな上品な言葉を使う一方で、「ぶぶ漬け(お茶漬け)でもどうどす(いかがですか)?」が「そろそろ帰ってください」を意味するように、京都には“いけず”な文化もあるといわれています。

 じつは最近、京都特有の“いけず”文化を活用した商品「いけずステッカー」がお土産として人気なのだそう。本音と建前が表裏一体となっており、たとえば「トイレ編」では、表に「うちのトイレ座りごごち悪おすかもしれまへんけど、よろしおしたらお使いやす。」、裏には「(小便を)立ってすんなよ?」と書かれています。そんなステッカーが、「京都らしさをダイレクトに感じられる」として人気を集めているのです。

いけずステッカーのトイレ使用例【表】(提供:ない株式会社)
いけずステッカーのトイレ使用例【裏】(提供:ない株式会社)

 今回は、京都人の裏の顔である“いけずさ”を逆手に取った「いけずステッカー」や、7月に新たに発売された話題のボードゲーム「京都人狼」について、ない株式会社の代表・岡さんに話を聞きました。

――「いけずステッカー」開発の経緯は?

【岡さん】 去年の7月、企画を考えるために入ったカフェのトイレで「トイレをいつもきれいに使っていただきありがとうございます」という注意書きを見かけました。そこで、「要は『きれいに使えよ』と言いたいはずなのに……。なんかこれ、いけずで京都人っぽいな」と感じたことがきっかけでした。

しかし、京都っぽいといっても、実際にいけずな注意喚起をしているのを見たことがあるわけではないので、「これ(京都っぽさ)を逆手にとって、マナーの啓発や注意を企画にできるのでは」と考え、その場でステッカーを思いつきました。

いけずステッカーのチラシ使用例【表】(提供:ない株式会社)
いけずステッカーのチラシ使用例【裏】(提供:ない株式会社)

――ステッカーの女性や文言などは、どのように決めた?

【岡さん】 ステッカーに映っている女性は、扇子の製造・販売を行っている大西常商店の女将・大西さんです。大西さんは以前から度々、X(旧Twitter)で話題になっており、おもしろい方だったのでお声がけさせてもらいました。

文言は、京都人を11名集めて、シチュエーションごとに大喜利的にいけずな言葉を発案してもらいました。大阪出身の自分ではなく、よりリアルな京都いけずを引き出すために座談会を開きました。

「いけずステッカー」(提供:ない株式会社)
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