兵庫県豊岡市のコウノトリ共生課は、市立ハチゴロウの戸島湿地(城崎町今津)内の人工巣塔で、コウノトリのヒナの巣立ちを確認したと発表しました。同巣塔では、2008年から17年連続の巣立ちになるとのことです。
コウノトリのヒナのうち、8月7日(水)の午前10時36分~11時50分に、3羽の巣立ちを、施設の指定管理者である日本コウノトリの会が確認しました。
3羽のヒナの親は、オスが20歳、メスが9歳。ペアの行動から、4月25日に人工巣塔内で産卵が、5月26日にヒナのふ化が、それぞれ推定され、6月2日に巣内に3羽のヒナがいることが確認されていました。
ふ化日から74日目の巣立ちとなった、コウノトリの幼鳥3羽。市立ハチゴロウの戸島湿地の公式ブログによると、巣立ち当日の7日は湿地や管理棟の上空を飛んで旋回したり、近くの杉の木や特別養護老人ホームの屋根に止まったりしたあと、巣に戻って親からエサをもらう様子も見られたそうです。また、16日のブログには、巣の周辺で仲良く過ごす様子なども掲載されています。