初夏から秋にかけて長い期間で旬を楽しめるブドウ。神戸市須磨区の産直市場「ナナ・ファーム須磨」には、神戸市西区や、丹波市、たつの市、淡路島に加えて、マスカット栽培の盛んな岡山県からも様々な品種の入荷。この時期はブドウを目当てに訪れる利用客も多いといいます。
ブドウの種類は年々増えているそうで、皮が黒くて大粒の「藤稔(ふじみのり)」や「オリンピア」、皮まで食べられる赤系の「ベニバラード」、緑色がさわやかで涼しげな「ネオマスカット」や「シネマスイート」など、時季に合わせて次々に品種が変わっていきます。
「今年のブドウは太陽の光をたっぷりと浴びて甘いのが特徴です。選ぶときは実が張っていて水分をたっぷり含んだ重量感のある房がおすすめ」というのは、ナナ・ファーム須磨の担当者。
黒系のブドウの中には白い粉のようなものが付着しているものもあるそうですが、「これはブルームと呼ばれる果粉で、ブドウが自分自身を守るために出しているもの。病気を防ぎ、水分が失われるのを防ぐなど、大事な成分なので新鮮な証拠なんですよ」と、ブドウの鮮度の判断基準も明かしていました。
同担当者いわく「黒皮系は甘くてコクが強く、マスカット系はすっきりした甘さが味わえる」、今シーズンのブドウ。農家や品種によって味が変わってくるそうなので、ぜひ好みのブドウを見つけたいですね。
※ラジオ関西『Clip』月曜日より
(9月2日放送回)
■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨公式サイトを参照。