サッカー・Jリーグのガンバ大阪が9月28日に行ったホームゲームでは、SDGsの取り組みをさらに知ってもらおうと、スタジアムで様々な体験企画が催されました。
「SDGsmileマッチ~未来の地球に、いいパスを。~」と題されたガンバ大阪のホームゲーム、明治安田J1リーグ第32節・東京ヴェルディ戦では、会場のパナソニックスタジアム吹田で、体験企画の1つとして、選手・サポーター・ファンが一体となって脱炭素=『デカボ』(※1)についての理解を深めるイベントが展開されていました。
これは、地域社会を笑顔にすることを目標に掲げているガンバ大阪と、脱炭素に関する取り組みなど環境に配慮した事業を行うEarth hacks株式会社が協働で行ったもの。「ガンバデカボアクション」として、試合当日はスタジアムの場外ブースで、簡単に実践できる脱炭素の取り組みが紹介されました。
そのうちの1つ、「デカボmyスコア」は、普段の生活に関する12の質問に答えれば、自分自身の年間CO2排出量を知ることができるというもの。当日はスタジアム内外に7選手の等身大パネルが置かれ、そこには実際に選手たちも体験・計測した「デカボmyスコア」も表示されました。
スコアが一番低かったのは、ガンバ大阪のキャプテンであり、チームのエース、FW宇佐美貴史選手。CO2排出量は3.11tCO2eでした。日本人の平均は8tCO2eといわれる中、これは驚異的な低さ。パネルにはスコアだけでなく、そのスコアに至った理由も掲載され、選手の生活を知ることもできるため、ファン・サポーターもそのパネルに興味津々の様子でした。
Earth hacks社の担当者は「まずは自分のCO2排出量を可視化された数値で知ることで、これからスコアを減らすための行動を考えていくことにつなげるのが大切です」とコメント。実際に興味を持ってブースに訪れる人も多かったようです。
また、もう1つの企画「見つけてデカボ」は、会場内にある、脱炭素につながる行動=「デカボアクション」が記されたボードを見つけて撮影→SNSの「X」にハッシュタグをつけて投稿→Earth hacks社のブースに行くと、ノベルティをゲットできるというもの。例えば、「公共交通機関を使おう!」ボードには、その行動でどれだけCO2の排出量が抑えられるかが明記されており、その行動の必要性が具体的な数値としてわかるようになっています。