今年の夏の旅先として人気が高かったのがお隣の国、韓国です。大手旅行会社による「今年の夏休みの海外旅行先」トップ10(※1)には、韓国の都市が2つ入りました。1位にソウル、6位にランクインしたのが釜山(プサン)です。特に釜山は最近SNSでも注目度がアップ。そこで、釜山のおすすめスポットやグルメについて、来たる次の旅シーズン・秋にかけてシリーズでお届けします。3回目となる今回は、韓国・釜山のグルメです。
首都ソウルに次ぐ、韓国第2の都市・釜山は、港町ならではの豊かな海鮮物をはじめ、豚肉料理も名物で、海鮮に、お肉と多彩な料理を楽しめます。
中でも釜山の名物グルメといえば「テジクッパ」。「テジ」は、韓国語で「豚」という意味なので、豚肉が入ったクッパのことです。
韓国でも釜山と言えば「テジクッパ」と言われるほど、釜山の人々のソウルフードとして愛されるご当地グルメで、釜山地域には約700店ものテジクッパ専門店があると言われています。
柔らかな豚肉にやさしいスープの味は、日本からの観光客にも好評で、一度食べたらその味わいにやみつきになります。
お店ごとにスープの種類、お肉の種類、味付けが違い、自分の好きなように調味料で調整もできるので、世の中に同じテジクッパはないとも言われています。
豚肉料理といえば、「テジカルビ」も有名。しょうゆやコチュジャンベースのタレにじっくりと漬け込んだ豚肉を、鉄板や網で焼く人気の料理です。サンチュやえごまの葉に包んで食べます。
一方、釜山の海鮮料理といえば、「ナクチポックム」という釜山発祥の韓国の伝統料理も。「ナクチ」は、テナガダコ、「ポックム」は炒めるという意味で、プリプリのテナガダコを野菜などとともにコチュジャンベースのソースで炒めるテナガダコの炒め物です。
ナクチポックムの中ではテナガダコを辛いソースでシンプルに炒めた激辛で知られる種類も多いのですが、釜山では、だし汁や他の具材も加えて炒める形で鍋として提供するナクチポックムのスタイルがあります。こちらのスタイルのものは注文時に辛さを選ぶこともでき、海外からの観光客にも食べやすいのが特徴です。