【神戸市】ポートライナー混雑緩和へ バス利用促す社会実験続々 4月からの神戸空港国際線就航も影響 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【神戸市】ポートライナー混雑緩和へ バス利用促す社会実験続々 4月からの神戸空港国際線就航も影響

LINEで送る

この記事の写真を見る(6枚)

 神戸市は、ポートアイランドや神戸空港への主要交通機関・ポートライナーの混雑緩和を図るため、バス利用を促す社会実験を行っています。

神戸駅南口からポートアイランド方面に向かうバス

 病院や大学、研究機関などが立ち並ぶ神戸の人工島・ポートアイランド。ポートライナーを日々多くの人々が利用していますが、特に朝夕ラッシュ時の混雑は大きな課題。今年4月より神戸空港への国際線就航が決まっているため、今後は海外からの旅行者などがさらに増えることも見込まれ、三宮とポーアイ・空港を結ぶ輸送力の確保が求められています。

 ポートアイランドへの公共交通機関としては、バスも運行中。現在、ポートアイランド内の神戸市立医療センター中央市民病院やコンテナターミナル方面などへのバスは、神戸・三宮の神戸阪急前(「三宮駅前」)と、JR神戸駅南口の2か所から出ています。

 このバス乗り場のうち、三宮では、JR三ノ宮駅から国道2号線を渡らなければならず、ポートライナー三宮駅に比べて遠くなっていたことが懸念されていました。

 この問題を改善しようと、神戸市は4月1日から、平日朝の三宮のバス乗り場を、JR三ノ宮駅そば、ポートライナー三宮駅下にあるミント神戸北側のバスロータリーに移設。これにより鉄道駅からアクセスがしやすくなり、乗車待ちの際に雨に濡れないなど、利便性が高まることが予想されます。

(画像提供:神戸市)

 神戸市は現在、朝のラッシュ時のバス増便に取り組むほか、ポートライナー混雑緩和のための社会実験を続けています。

 その1つは、ポートライナー定期券所有者を対象に、朝のラッシュ時間帯のポートアイランド方面路線バスを無料で利用できる共通乗車証の交付(半期ごとの募集、要申込、参加条件あり)。三宮駅前と神戸駅前から走っているバスに加え、神戸空港行きのバスも対象です。

 さらに、中央市民病院へのアクセス改善のため、同院と神戸アイセンター病院の通院者・付き添い人は、午前7時25分~午前8時55分に三宮駅前、神戸駅(南口)を出発する中央市民病院方面行き路線バスを無料で利用できる社会実験も行われています(「中央市民病院」降車のみ、降車時に診察券もしくは予約券をバス運転手に提示、お見舞い等の面会者は対象外)。

(画像提供:神戸市)
LINEで送る

関連記事