旅行の交通手段といえば、新幹線や飛行機、車、バスなどさまざまですが、フェリーに乗って、普段とは少し違う空間で、ゆっくりと船旅を楽しむのもいいものです。関西からも、神戸や大阪と、四国・九州とを結ぶ航路がズラリと並びます。そこで、今回は関西を発着するフェリーの魅力をシリーズでお届け。シリーズ2回目で紹介するのは、神戸と、香川の小豆島・高松を結ぶジャンボフェリーです。
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ジャンボフェリーも、新船が躍動中。2022年から神戸と小豆島を結ぶ航路に就航している「あおい」は、「瀬戸内海に浮かぶテラスリゾート」がコンセプトで、バルコニー付きの個室、新幹線のグリーン席と同じ素材を使ったリクライニングシートなど、フェリーとは思えない客室が用意されています。
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「あおい」での神戸から小豆島までの船旅は約3時間半ですが、船内の設備は充実度の高さに、それらを体感するだけで時間はあっという間に過ぎていきます。
一例をあげると、足湯付きのテラスや、船長と同じ景色が楽しめるガラス張り手すりのテラスなどは、まるでクルーズ客船のよう。さらにキッズスペースや屋上デッキに設けられた芝生の広場で遊ぶこともでき、ゆっくりくつろぎたいという単身での旅行者から、ファミリーまで、幅広い層に対応した設備が整います。
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ジャンボフェリーの船内では、グルメも豊富で、特に香川へ就航しているフェリーということもあり、うどんには強いこだわりも。定番のかやくうどんから、香川県産のさぬきレモンを使ったもの、地元出身のシェフが調理したキーマカレーを使ったものなど、他では味わえないオリジナルうどんまで、メニューが多彩に揃います。そのほかにも、高松の自家焙煎の名店「トイ珈琲」のコーヒーは専用マシンで手軽にいれたてを楽しめれば、デザートでは「あおい」限定で小豆島の有名ジェラートショップ「MINORI GELATO」のジェラートも味わえます。
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一方、ジャンボフェリーの船旅で、必見なのは「明石海峡大橋くぐり」。その名の通り、橋の真下をフェリーで通過するのですが、海上から大迫力に度肝を抜かれます。神戸港に就航する長距離フェリーで唯一、お昼の時間帯に「明石海峡大橋くぐり」ができるのも、見どころと言えるでしょう。それだけでなく、瀬戸内海の自然が織りなす多島美も満喫できます。