「物事を最初からやり直す」という意味で使われる、「仕切り直し」という言葉。別の機会に改めて考え直すことや、行動に移す際などに使われることも多いだろう。
関西を中心に活躍するフリーアナウンサー・清水健と、落語家・桂米舞(かつら・まいまい)がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、「仕切り直し」の由来などについて解説した。
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「仕切り直し」という言葉はもともと、相撲の世界から誕生した。力士が土俵に上がり、仕切り線をはさんで呼吸を整えることを「仕切り直し」ということから、「物事をはじめからやり直すこと」を意味する言葉として浸透していったといわれている。
ほかに、「胸を借りる」という言葉も相撲から誕生したとされている。相撲の世界では、「自分より上の力士に稽古をつけてもらう」際に使われる言葉で、現在では一般的に、「他人の力を借りる」ことを指す言葉として使われている。
清水と米舞は、「身近に使われている言葉が、じつは相撲から誕生したなんて知らなかった」と驚きが隠せない様子。
番組では、パーソナリティーのオンとオフの「仕切り直し」についても紹介。清水は、「仕切り直す際には『よし!』と言って自分を鼓舞させている」とのマイルールを披露し、米舞とのトークに花を咲かせた。
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※ラジオ関西「木曜Clip」より