兵庫県姫路市で、教育施策を推進するため「総合教育監」というポストが新設され、昨年2月1日付で着任したのは“元・日本テレビアナウンサー”という経歴を持つ加藤聡さんです。姫路市長がパーソナリティーを務めるラジオ番組にて、着任に至った経緯や総合教育監としてのこれまでの取り組み、そしてこれからの展望を語りました。
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加藤さんは大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。夕方のニュース番組のリポーターや政治記者・番組プロデューサー・SNS担当デスク・討論番組キャスターなど多彩なキャリアを積んできました。そうした生活と並行して、大学時代から関心を持っていた教育分野において、日本で最大級の認定NPO法人「カタリバ」とも協力し、様々なイベントの司会や広報の仕事などを担当してきたといいます。

そうした経歴を持つ加藤さんを姫路市の総合教育監に任命することとなった経緯や思いについて、番組パーソナリティの清元秀泰姫路市長は「総合教育監として、姫路の教育の方向性を示すリーダーシップをとっていただきたいと思っています」と話しました。
加えて、「姫路でも少子化が進む中、教育に何か特色を見つけることが必要だと感じています。子供たちに対してだけでなく、生涯学習という視点においても、姫路の外から来た加藤さんにだからこそできる改革もあるのではないかと期待しています」とも。

着任から約1年。これまでの取り組みについて加藤さんは、大きく挙げるとするならば以下の三つであると話します。
【教育大網の改定】
教育施策の羅針盤ともいえる重要なものですが、2020年に策定された教育大綱を、現在の社会情勢に馴染むよう改定する作業を進めています。
【情報発信の強化】
元マスメディア出身という経歴も生かし、教育をはじめ、様々な姫路の魅力や情報を発信するブログメディア「姫路市公式note」を立ち上げました。
