繰り返し充電して使えるリチウムイオン電池が当たり前になった昨今。とはいえ、「乾電池」の出番もまだまだ多いと言えるのではないでしょうか? 筆者の使用する電動歯ブラシは動力源が単4の乾電池。そのため定期的に交換をしています。
しかしながら、乾電池を使用する上で“あるある”の困りごとがあります。それは、「使用済みの乾電池が新品と混ざってしまう」ということ。使い切った電池はすぐに捨ててしまえばこんな問題も起きないのですが……。そこで模型ホビーチェーンのタム・タム(愛知県名古屋市)に、何か良い解決策はないものか聞いてみました。
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単刀直入に悩みを伝えたところ、なんと「新品か使用済みかを簡単に見分ける“裏ワザ”がある」とのこと。

ミニ四駆や電車模型などを扱う同社は店舗にレース場をはじめとする“遊び場”を併設しているため、乾電池が頻繁に使われます。また、お客を待たせないためにもスタッフ達は裏ワザを日常的に活用しているのだとか。
その裏ワザとは……。
【電池のプラス側を上にして、手のひらから5mmほどの高さから垂直に落とす】
「新しい電池やまだまだ容量が残っている電池は床に落ちても倒れない」と同社。逆に、使用済みで残量が少ない古い電池は倒れやすく転がってしまうそうです(アルカリ電池でのみ有効)。

「電池は使い込むことでマイナス側が膨らんできます。そのため古い電池は物理的に重心が偏り、倒れやすくなります。新しい電池はまだ内部が安定しており、倒れることなくしっかり立つのです」と理由を説明しました。
長年の悩みを解決するライフハックをやっと知ることができた筆者。ついでに、乾電池に関する豆知識についても調べてみました。