神戸・北区民「中心地までの電車賃が高い…」 大阪・四条畷から1時間半かけて来る方が電車賃が安い | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸・北区民「中心地までの電車賃が高い…」 大阪・四条畷から1時間半かけて来る方が電車賃が安い

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 生まれも育ちも神戸市中央区でサブカル郷土史家の佐々木孝昌が、北区出身で落語家の桂天吾と、神戸のあれこれについてポッドキャストで語る『神戸放談』(ラジオ関西Podcast)連載シリーズです。今回のテーマは「北区民が神戸市以外に住んでみると」です。

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 どこの地域に住んでいてもそうだが、住めば都。もちろん僕も半世紀、中央区の実家に住んでいるので神戸が住み良いと思っている。仕事柄、引っ越しや転勤などとは無縁で、神戸以外に住む機会もない。市外に一度も住んだことがないので、気分一新、もしどこかへ移り住むとするなら、やはり海と山が見える環境に住みたいと常々思っている。

 特に海が見える所に。これは、ウチの家族だけかもしれないが、海が見えないと閉塞感を覚えてしまうのだ……。

淡路島から見た神戸の風景
淡路島から見た神戸の風景

 一方、23年間、北区に住み、現在、大阪府四条畷市に居を構える落語家・桂天吾君はどうなのか。

 実際、神戸を出てみて、特に、海が見えないとどうのこうのといったことはないようだ。それよりも、北区に住んでいると、神戸の中心部へ出るのに25分で行けるが、電車賃が660円かかる。四条畷からだと1時間30分かかるが620円で行くことができる。北区に住んでいると電車賃が高いと嘆く。

 また、北区の自宅だと最寄りのコンビニまで歩いて20分かかるが、四条畷では近くにスーパーやコンビニもあり、大阪としてはローカル地域だが北区ほど田舎ではないので便利だという。

 ただ、神戸では、よく元町商店街をブツブツと落語の練習をしながら散歩するのが楽しみだったが、そういった場所がないのが残念とのこと。

 さて、僕と同じように「海が見えないとヤダ!」という方に、おすすめの街がある。路上観察の“見立て”のように、神戸の地形とよく似ている所で、僕のお気に入りを今まで訪れた場所の中から見繕ってみると、函館、熱海、尾道、長崎、別府あたりになるだろうか。基本、みな海と山に挟まれた坂の街である。ちなみに、同じ港町の横浜は、山と挟まれておらず坂もないのでダメなのだ。

 だが、函館と長崎は少し地形が異なるし、熱海と尾道は海と山に挟まれた部分が少し狭く、急勾配が多々あるかな。

 そこで別府である。別府こそが、神戸に近い理想的な街なのだ。その詳細は稿を改めて。

※ラジオ関西Podcast『神戸放談』#2 「北区民が神戸市以外に住んでみると」より

(文=サブカル郷土史家 佐々木孝昌)

◆『神戸放談』
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