INAC神戸のジョルディ・フェロン監督、今季限りで退任「2年目は変化が多く、この決断に至った」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

INAC神戸のジョルディ・フェロン監督、今季限りで退任「2年目は変化が多く、この決断に至った」

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 女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサは1日、スペイン人のジョルディ・フェロン監督(46)が2024-25シーズンをもって退任することが決まったと発表しました。

ジョルディ・フェロン監督(写真提供:WEリーグ)

 FCバルセロナの育成組織「ラ・マシア」出身で、元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス氏、同DFカルレス・プジョル氏らと同期のジョルディ氏。現役時代の2000年にはU-23スペイン代表としてシドニー五輪銀メダルメンバーの一員に。引退後はスペインで主に女子サッカークラブの監督を歴任し、2023年7月から、前社長の安本卓史氏からの招聘を受けて、INAC神戸で指揮をとっていました。

 INAC神戸では、1季目の昨シーズンにチームを皇后杯制覇に導き、WEリーグでは2位。2季目の今シーズンは、WEリーグカップ準優勝、皇后杯ベスト4という成績で、WEリーグでは第19節終了時点で、首位と勝点3差の3位に付けています。

 ジョルディ氏は退団の理由について、「家族との距離が遠いことにより、お互い日々の生活への負担と気持ちの消耗が増えたこと。また特に2年目は変化が多く、この決断に至りました。数か月前よりこの決断について考えてきましたが、非常に難しいものでした」とコメント。

 それでも、「きっとこの先、ここでの思い出をとても懐かしく思うことになるでしょう。着任当初から受けたファンの皆さんの愛情に感謝します。これからも皆さんは、私の心の中にいることでしょう。クラブに対しては、私のこの素晴らしい冒険に賭けてくださったことに感謝いたします。コーチ、スタッフそして選手の皆さん…私はきっとフィールドでの日々の練習や『激しい討論』が恋しくなるでしょう」と、率直な思いを述べていました。

 相棒でもあった通訳のクリスティアン一色さんへの謝意も表したジョルディ監督。「そして今、シーズン残り3試合を戦うことになりました。私の心の一部は、これからも素晴らしい街 神戸への想いが生き続けます。Vamos!」と、残り試合での必勝と逆転優勝に向けて決意を語りました。

 INAC神戸は、「2024-25 SOMPO WEリーグ」の次戦となる第20節で、首位の日テレ・東京ヴェルディベレーザとの優勝争い直接対決に挑みます。試合は東京・味の素フィールド西が丘で、5月4日(日)午後3時キックオフ予定です。

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