兵庫県にある「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区・ポートアイランド)は、花と動物と人とのふれあい共生パーク。先日、こちらに新たな仲間「ハシビロコウ」が2体加わりました。
迎え入れることとなった経緯や豆知識などを、株式会社どうぶつ王国・動物管理課係長の長嶋敏博さんに話を聞きました。

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ハシビロコウとは「ペリカン目ハシビロコウ科」に分類され、アフリカ中央部や南スーダンからザンビアにかけての湿地に生息しています。国内ではJAZA(日本動物園水族館協会)加盟・非加盟園合わせ、7園で15羽が飼育されています。
開園以来、希少動物たちの保全と繁殖に力を注いできた同園。特にハシビロコウにおいては、長年様々な取り組みを行ってきたといいます。
しかし、現在のペア(ボンゴとマリンバ)の相性が悪いという課題に直面。新たなペアを形成し国内初の繁殖成功を達成するため、このたびの2体が海外から迎えられました。
反響も続々と届いているそうで、「ハシビロコウにはコアなファンが多く、会えるのを楽しみにしているとお声がけいただいています」と長嶋さん。
「動かない鳥」とも言われるハシビロコウ。その理由について長嶋さんは次のように説明。




