学校に行きづらさを感じる子どもたちへ 神戸市が進める学びの選択肢の拡充 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

学校に行きづらさを感じる子どもたちへ 神戸市が進める学びの選択肢の拡充

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 学校に行きづらさを感じる子どもたちが、自分のペースで学べる場が神戸市内で広がりつつあります。

 神戸市では、校内サポートルームや地域の教育支援センター、「学びの多様化学校」などを順次整備。学校という場にさまざまな理由でなじみにくさを感じる子どもたちへの支援を進めています。

学校に行きづらさを感じる子どもたちへさまざまな選択肢を…(写真は神戸市役所)

 市内すべての小中学校に設置された校内サポートルームは、教室に入ることが難しいときに、同じ校舎内で過ごせる場所。ここではプリント学習をしたり、本を読んだり、教員やスタッフに相談したりしながら、自分のペースで過ごすことができます。

 また、学校の外で気持ちを切り替えたいときには、地域に設けられた教育支援センター「くすのき教室」という選択肢もあります。落ち着いた雰囲気の中で学びながら、友人とのコミュニケーションを深める場として活用されています。

 さらに、2025年には、公立中学校としては兵庫県内で初となる学びの多様化学校「みらいポート」が開校。神戸市立湊翔楠中学校の分校として、自分のペースで学習を進めたい子どもたちが、ゆったりとした環境で過ごせることを特徴としています。卒業にあたっては、通常の市立中学校と同等に取り扱われます。

 神戸市教育委員会事務局の担当者は、「学校に行きづらくなることは、誰にでも起こりうることです。いろいろな支援があるので、ひとりで抱え込まずに相談してみてほしい」と話しています。

ラジオ関西『サンデー神戸』より、写真左から、神戸市教育委員会事務局 児童生徒課 河野悟さん、番組パーソナリティーのクマガイタツロウ

※ラジオ関西『サンデー神戸』より

(2025年6月15日放送)

◇『サンデー神戸』
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