TikTokで人気を集める“検証アイドル”八木沙季さんが、シンガーソングライター川嶋あいさんのラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西)に出演。ユニークな動画の裏側や、心の切り替え方、ファンとの温かい関係まで……。明るさの奥にある、リアルな思いが語られました。

兵庫県姫路市出身の八木沙季さんは、KRD8やLovelysといったアイドルグループでの活動を経て、現在はTikTokで「検証します!」をキャッチフレーズにユニークなチャレンジ動画を投稿中。フォロワーは86万人を超え、ネット上での存在感を高めています。
八木さんの“検証好き”は、じつは、幼少期からのもの。「気になったことは何でも試したくなる性格だった」と語り、「遊具の上に柵があって、『ちょうど(頭が)入りそうだな』と思って入れてみたら抜けなくなった(笑)」というエピソードも披露。持ち前の好奇心が、現在の活動の原点になっているようです。
アイドル活動をはじめたのは、高校生のころ。なかでも最も苦しかったのは、「コロナ禍でライブができなくなった時期」と振り返ります。
「ファンの方にも会えなくなるし、ライブが楽しかったのにそれすらもできないというのがすごく辛くて……。ほかのアイドルグループが無観客ライブをしているなかで、自分たちはまだ体制が整っていなくて、『なんで自分たちはできないんだろう』と苦しかったです」(八木さん)
そんななか、「何か毎日発信できることはないか」とはじめたのがTikTok。コメントへの返信やリクエストへの対応など、ファンとの交流を通じて少しずつ前を向けるようになったといいます。
TikTokで人気を集めるいまでも、八木さんの原点は、やはり“ライブ”です。
「歌って踊ることがすごく好きなんですけど、じつは、歌は得意なほうではなくて。でも、気持ちが届けばいいなと思って、ファンの方一人ひとりの目を見て『伝わったらいいな』という気持ちでライブをしています。ファンの方も声を出してくれたり、一緒に踊ってくれたりして……。一緒に作り上げていくような空間が好きなので、いつまでもずっと歌って踊っていたいと思っています」(八木さん)
最近では、そのライブにも“検証”を取り入れるユニークなスタイルを確立。「すごく長いマイクを使ってもバレないか」「歌のうまい人に裏で歌ってもらい、自分が口パクしたら気づかれるのか」など、思わずクスッと笑ってしまうような実験が盛り込まれています。





